朝の支度をしながら
今日はどんな一日になるかな、と
考えることがあります。

その時点では思いもかけない自分の顔が
一日のどこかで現れることがあるからです。

人は、相手や場に応じて
自然と違う自分を見せているような気がします。

それは作っているというより
その関係の中で引き出されているもの。

誰かといることで
初めて出会う自分もあります。

けれど「自分らしさ」という言葉が
心を少し苦しくさせることもありますね。

一貫していなければならない。
ブレてはいけない。

そんな無意識の思い込みです。

でも心は、本来とても柔らかく
いくつもの面が重なり合っているもの。

強さと弱さ
成熟と未熟さ
そのどちらもが同時に存在している。

それは欠点ではなく
人が生きていくための自然な姿のように思います。

どの自分も否定せず
「今日は、こんな私だった」と
静かに受け止めてみる。

それだけで、心はふっとゆるみます。

いろんな自分がいていい。

その感覚が
毎日を少し優しくしてくれるのではないでしょうか。

投稿者プロフィール

柴垣 友佳里くれたけ心理相談室（江南支部）心理カウンセラー

愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

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