つい悪い方向に考えてしまう。
相手の言葉の裏を読んで、不安になってしまう。
「そんなふうに考えなくてもいいのに」と分かっているのに、
気づけば同じことを繰り返してしまう。
ポジティブにしようと頑張ってみても、
うまくいかず、かえって疲れてしまうこともあるかもしれません。
もしそう感じているとしたら、
それは「性格の問題」ではなく、
これまでの中で身についた“思考のクセ”なのかもしれません。
こんな状態はありませんか?
※以下のような状態は、「ネガティブ思考」や「考えすぎ」と呼ばれることもあります。
・相手のちょっとした一言が気になってしまう
・「本当は違う意味があるのでは」と考えてしまう
・先回りして不安になる
・考えすぎて疲れてしまう
→ 考えすぎて疲れてしまうときについてはこちら
・分かっているのに止められない
こうした状態が続くと、
日常の中で安心して過ごす時間が少なくなっていきます。
なぜネガティブに考えてしまうのか
ネガティブな思考は、
単に「悪いクセ」ではありません。
傷つかないための防御としての思考
「また傷つくかもしれない」
「また嫌な思いをするかもしれない」
そんな不安を先回りするように、
頭の中でいろいろな可能性を考えてしまうことがあります。
それは、ただネガティブなのではなく、
👉これ以上傷つかないように、自分を守ろうとしている反応
なのかもしれません。
過去の経験の影響
これまでの中で
・否定された経験
・突然傷ついた経験
・安心できなかった人間関係
・予想外の出来事
・喪失や不安
などが続くと、
「また同じことが起きるかもしれない」
という前提で、
物事を見るようになることがあります。
すると、まだ何も起きていない段階でも、
・悪い可能性を考える
・相手の反応を気にし続ける
・先回りして不安になる
という流れが生まれやすくなっていきます。
それは、
弱いからでも、
考えすぎだからでもなく、
👉過去の経験の中で、心が身につけてきた “反応”
なのかもしれません。
こうした思考の背景には、
過去の体験の中で感じた、不安や感情が影響していることもあります。
▶「インナーチャイルド」についてはこちら
👉 ネガティブ思考は「今の思考のクセ」
👉インナーチャイルドは「その背景にある感情の記憶」
という形で、つながっていることがあります。
安心したい気持ちの強さ
ネガティブに考えてしまう背景には
👉「安心したい」という強い気持ち があります。
変えようとしてもうまくいかない理由
ネガティブ思考をやめようとして
・ポジティブに考えようとする
・気にしないようにする
こうした方法を試しても、
うまくいかないことがあります。
それは
👉思考そのものを止めようとしているから です。
このように、頭の中で考え続けてしまう状態については
▶ 考えすぎて疲れてしまうときでも詳しくご紹介しています。
思考は、
無理に止めようとするほど強くなります。
どうすればいいのか
大切なのは、
無理に変えようとすることではなく、
少し扱い方を変えていくことです。
事実と解釈を分ける
例:
「ありがとうと言われた」→ 事実
「本心じゃないかもしれない」→ 解釈
👉この2つを分けてみる
※考えが止まらないときの整え方は
→ 考えすぎて疲れてしまうときも参考になります。
反応を少し遅らせる
すぐに行動せず
👉「少し待つ」
それだけでも、
流れが変わることがあります。
安心の作り方を変える
これまで
👉外側(相手・行動)で安心を作っていたものを
少しずつ
👉内側(自分の感覚)に戻していく
一人で変えようとすると苦しくなるとき
ネガティブな思考は、
一人でなんとかしようとするほど
苦しくなることがあります。
・分かっているのに変えられない
・同じことを繰り返してしまう
・自分を責めてしまう
そんな状態が続くと、
さらに負担が大きくなっていきます。
カウンセリングでできること
カウンセリングでは、
・思考のパターンを整理する
・不安の背景を理解する
・行動のバランスを整える
ことで、
👉無理に変えようとしなくても整っていく状態
を目指していきます。
まとめ
ネガティブに考えてしまうことは、
あなたの弱さではありません。
それはこれまでの中で身についた
👉自分を守るための反応 でもあります。
そしてその背景には、
👉過去の経験や感情の記憶(インナーチャイルド)
👉考え続けてしまう思考の流れ(考えすぎ)
が関係していることもあります。
だからこそ、
無理に変えようとするのではなく、
👉少しずつ、扱い方を変えていくこと
その積み重ねの中で、
考え方も、感じ方も、
少しずつ変わっていくことがあります。
※ 関連するテーマ
・考えすぎて疲れてしまうとき
→ 思考が止まらず、頭の中がいっぱいになってしまうとき
・不安になりやすいとき
→ 理由がはっきりしないまま、不安が広がっていくとき
・自分を責めてしまうとき
→ つい自分に厳しくなり、責める気持ちが強くなるとき
