誰かに言いたかったけれど、言えなかったこと。
わかってほしかったのに、うまく伝えられなかった気持ち。

子どもの頃に抱えた感情は、
大人になった今も、
心の奥で静かに息づいていることがあります。

理由もなく不安になったり、
人の反応が気になりすぎたり、
自分を責めてしまったり。

今の生きづらさの奥に、
過去の中で受け止めきれなかった感情が
関係していることもあります。

このページでは、
インナーチャイルドとは何か、
今の悩みとどのようにつながっているのか、
そして少しずつ心を整えていくための関わり方をお伝えします。

こんな感覚はありませんか?

理由もなく不安になることがある

はっきりした理由がないのに、
急に不安が込み上げてくることがあります。

「大丈夫なはず」と頭では分かっていても、
気持ちがついてこない。

そんなとき、今の出来事だけでなく、
過去の中で感じた不安が反応していることもあります。

▶ 不安になりやすいとき

人の反応が気になりすぎる

相手の表情や声のトーンが少し変わるだけで、
「何か悪いことをしたのではないか」と
気になってしまうことがあります。

人の反応に敏感になる背景には、
過去の人間関係の中で、
相手の様子を見ながら過ごしてきた経験が関係していることもあります。

▶ 人の顔色を気にしてしまうとき

自分を責めてしまう

うまくいかなかったことがあると、
必要以上に自分のせいだと感じてしまうことがあります。

本当はいくつもの要因がある出来事でも、
「私が悪かったのかもしれない」と
自分の中に原因を探してしまう。

その反応の奥に、
認められたい気持ちや、
失敗してはいけないという感覚が残っていることもあります。

▶ 自分を責めてしまうとき

考えすぎて止まらなくなる

不安なことや人間関係のことを、
何度も考え続けてしまうことがあります。

考えれば安心できるはずなのに、
考えるほど疲れてしまう。

その背景には、
安心を探そうとする心の反応が関係していることもあります。

▶ 考えすぎて疲れてしまうとき

インナーチャイルドとは

子どもの頃の感情が心に残っている状態

インナーチャイルドとは、
子どもの頃に感じた気持ちや記憶が、
今も心の中に残っている状態を表す言葉です。

それは、特別なものではありません。

誰にでも、
小さな頃に感じた寂しさや不安、
言えなかった思い、
分かってほしかった気持ちがあります。

それらが十分に受け止められないまま残っていると、
大人になった今の感じ方や反応に影響することがあります。

忘れていても、反応として現れることがある

過去の出来事そのものを、
はっきり覚えていないこともあります。

けれど、
似たような状況になったときに、
急に不安になったり、
強く傷ついたように感じたり、
相手の反応に敏感になることがあります。

それは、今の出来事だけで反応しているのではなく、
過去の感情が重なって反応していることもあります。

今の自分を困らせるものではなく、守ろうとしてきた反応

インナーチャイルドは、
今の自分を困らせるために存在しているものではありません。

傷つかないように。
嫌われないように。
ひとりにならないように。

そのときの自分を守るために身につけた反応が、
今も残っていることがあります。

だからこそ、
責めたり消そうとしたりするのではなく、
まずはその反応が生まれた背景に
やさしく目を向けていくことが大切です。

今の悩みとインナーチャイルドのつながり

不安になりやすさとのつながり

理由がはっきりしない不安の奥には、
「また同じことが起きるかもしれない」
という感覚が残っていることがあります。

過去に安心できなかった経験や、
不安をひとりで抱えてきた時間があると、
心は先回りして危険を探そうとします。

それは弱さではなく、
安心したいという自然な反応でもあります。

人の顔色を気にしてしまうこととのつながり

子どもの頃から、
周りの空気や相手の機嫌に敏感でいる必要があった場合、
大人になってからも人の反応が気になりやすくなることがあります。

相手の表情。
声のトーン。
少しの沈黙。

そうしたものを手がかりに、
「大丈夫かどうか」を確認しようとする反応が身についていることがあります。

自分を責めてしまうこととのつながり

何かがうまくいかなかったとき、
すぐに自分のせいだと感じてしまうことがあります。

その背景には、
「ちゃんとしていないといけない」
「失敗してはいけない」
「迷惑をかけてはいけない」
という感覚が残っていることもあります。

自分を責めることで、
次は傷つかないようにしようとしている。

そんな、自分を守るための反応として出ていることもあります。

気を使いすぎて疲れてしまうこととのつながり

相手を優先することが当たり前になっていると、
自分の感覚が後回しになりやすくなります。

「相手が嫌な思いをしないように」
「場の空気が悪くならないように」

そうやって周りに気を配り続けているうちに、
自分が本当はどう感じているのか分からなくなることもあります。

その背景には、
関係を壊さないように頑張ってきた
過去の自分の姿があるのかもしれません。

▶ 気を使いすぎて疲れてしまうとき

インナーチャイルドが傷つく背景

気持ちを受け止めてもらえなかった経験

子どもの頃、
悲しかったこと。
怖かったこと。
寂しかったこと。

そうした気持ちを十分に受け止めてもらえなかった場合、
感情は行き場をなくしたまま、
心の奥に残ることがあります。

そのときは言葉にできなかった思いが、
大人になってから、
不安や怒り、寂しさとして出てくることもあります。

いい子でいようとしてきた経験

「迷惑をかけないように」
「怒られないように」
「期待に応えられるように」

そうやって、
いい子でいようとしてきた人ほど、
自分の気持ちを後回しにしてきたことがあります。

本当は甘えたかった。
本当は嫌だと言いたかった。
本当は分かってほしかった。

けれど、それを出せないまま頑張ってきた気持ちが、
今も心の奥に残っていることがあります。

安心して甘えられなかった経験

子どもにとって、
安心して甘えられることはとても大切です。

けれど、
十分に甘えられなかったり、
気持ちを出すことに遠慮があったりすると、
「自分で何とかしなければ」という感覚が強くなることがあります。

その結果、大人になってからも、
人に頼ることが苦手になったり、
ひとりで抱え込みやすくなったりすることがあります。

自分より相手を優先してきた経験

家庭や人間関係の中で、
自分の気持ちよりも、
相手の機嫌や状況を優先してきた経験があると、
自分の感覚に気づきにくくなることがあります。

「自分が我慢すればいい」
「自分さえ合わせればうまくいく」

そうやって過ごしてきた時間が長いほど、
大人になってからも、
相手を優先することが自然になっていることがあります。

小さな自分に気づくために

感情を否定せずに見ていく

インナーチャイルドに向き合うことは、
過去を責めることではありません。

まずは、
自分の中にある感情を否定せずに見ていくことです。

寂しかった。
怖かった。
分かってほしかった。
本当はつらかった。

そうした気持ちに気づくことは、
今の自分を責めるためではなく、
これまで頑張ってきた自分を理解するための一歩です。

そのとき本当は何を感じていたのかに目を向ける

過去の出来事を思い出すとき、
「何が起きたか」だけでなく、
「そのとき本当は何を感じていたのか」に目を向けてみます。

本当は悲しかったのかもしれない。
本当は怖かったのかもしれない。
本当は助けてほしかったのかもしれない。

その気持ちに気づくことで、
心の中で止まっていた時間が、
少しずつ動き出すことがあります。

今の自分から、過去の自分を責めない

過去の自分を振り返るとき、
「どうして言えなかったのだろう」
「もっとこうすればよかったのに」
と責めたくなることもあるかもしれません。

けれど、そのときの自分は、
そのときできる精一杯で過ごしていました。

今の自分から、
過去の自分を責めるのではなく、
「よく頑張っていたね」と見ていくこと。

そのまなざしが、
少しずつ心をやわらげていきます。

今の自分とのつながりが変わる

昔の自分にやさしい目を向けられるようになる

泣いていた自分。
一生懸命だった自分。
寂しさを抱えていた自分。

そんな存在に気づいて、
「よく頑張っていたね」と声をかけられるようになると、
心に静かなあたたかさが広がることがあります。

昔の自分にやさしい目を向けられるようになると、
今の自分にも、少しやさしくなれることがあります。

「感じてもいい」と思える時間が増えていく

「こんなふうに感じてもいい」
「寂しかったと思ってもいい」
「傷ついていたと認めてもいい」

そう思える瞬間が、
少しずつ増えていくことがあります。

感情を否定せずに受け止められるようになると、
今の自分の感じ方にも、
少し余白が生まれていきます。

自分の気持ちを大切にする感覚が育っていく

インナーチャイルドに目を向けることは、
過去に戻ることではありません。

今の自分が、
自分の気持ちを少しずつ大切にできるようになることです。

自分はどう感じているのか。
本当は何を大切にしたいのか。
どんなときに安心できるのか。

そうした感覚を取り戻していくことが、
今の生き方にもつながっていきます。

ひとりで向き合うことが難しいとき

分かっていても反応が変わらないことがある

インナーチャイルドについて知ることで、
「そういうことだったのかもしれない」と
感じることがあります。

けれど、頭で理解できたとしても、
不安になったり、
人の反応が気になったり、
自分を責めてしまったりする反応が、
すぐに変わるとは限りません。

それは、意志が弱いからではなく、
長い時間をかけて身についた反応だからです。

過去の感情に触れることがつらくなることもある

過去の感情に目を向けようとすると、
思っていた以上に苦しくなったり、
気持ちが揺れたりすることがあります。

ひとりで向き合おうとするほど、
何から見ればいいのか分からなくなることもあります。

そんなときは、
無理に一人で抱え込む必要はありません。

安心できる関係の中で整理することが大切

心の奥にある感情は、
正しさだけで整理されるものではありません。

安心できる関係の中で、
少しずつ言葉にしていくことで、
初めて見えてくるものがあります。

カウンセリングでは、
無理に過去を掘り返すのではなく、
今の悩みや反応を入り口にしながら、
心の流れを丁寧に整理していきます。

カウンセリングでできること

今の悩みを整理する

カウンセリングでは、
まず今起きている悩みや反応を丁寧に整理していきます。

不安になること。
人の顔色を気にしてしまうこと。
自分を責めてしまうこと。
気を使いすぎて疲れてしまうこと。

それらを一つひとつ言葉にしていくことで、
心の中で起きていることが
少しずつ見えやすくなります。

過去の感情と今の反応をつなげて理解する

今の反応の背景には、
過去の経験や感情の記憶が関係していることがあります。

カウンセリングでは、
無理に過去を掘り返すのではなく、
今の悩みとつながる範囲で、
少しずつ背景を見ていきます。

「なぜこう感じるのか」
「なぜ同じ反応を繰り返してしまうのか」

そのつながりが見えてくることで、
自分への見方が少しずつ変わっていくことがあります。

安心できる感覚を少しずつ育てていく

大切なのは、
過去を責めることでも、
自分を急いで変えようとすることでもありません。

安心できる関係の中で、
自分の感情を少しずつ受け止めていくこと。

その積み重ねの中で、
今の自分への見方がやわらいでいくことがあります。

▶ 個人カウンセリング

まとめ

インナーチャイルドとは、
子どもの頃の感情や記憶が、
今の感じ方や反応に影響している状態を表す言葉です。

それは、
今の自分を困らせるためにあるものではありません。

傷つかないように。
嫌われないように。
ひとりにならないように。

そのときの自分を守るために身につけてきた反応が、
今も心の中に残っていることがあります。

だからこそ、
無理に消そうとするのではなく、

その反応が生まれた背景に、
やさしく目を向けていくこと。

それが、少しずつ
今の自分を楽にしていくことにつながります。

かつての自分と、今の自分が、
少しずつ手を取り合っていけるように。

そんな時間を、大切にしています。

▶ ご相談はこちら

▶ LINEからもご連絡いただけます

※ 関連するテーマ

自分を責めてしまうとき
 
→ 気づくと自分に厳しい言葉を向けてしまうとき

嫌われたかもと感じてしまうとき
 
→ 相手の反応が気になり、不安が頭から離れないとき

感情がコントロールできないとき
 
→ 気持ちの波が大きく、扱いにくく感じるとき

◆ご案内

メニュー
カウンセリングメニュー
室内
カウンセリング方法
地域別アクセス
カウンセリングスペース (対応市町)
柴垣友佳里カウンセラー
カウンセラー紹介
心理カウンセリング
11,000円(税込)
お一人でカウンセリング
90分/一回
場所:レンタルルーム・オンライン・ご自宅への訪問・カフェ等で承ります。
学生カウンセリング
8,800円(税込)
学生様(22歳まで)のカウンセリング
90分/一回
場所:レンタルルーム・オンライン・ご自宅への訪問・カフェ等で承ります。
カップルカウンセリング
16,500円(税込)
ご夫婦・恋人・親子でのカウンセリング
120分/一回
場所:レンタルルーム・オンライン・ご自宅への訪問・カフェ等で承ります。

カウンセリングのご予約

スケジュールカレンダーにて、ご予約可能な日程をご確認いただけます。