義母から連絡が来ると、返事の言葉を考えてしまう。
義実家へ行く予定が近づくと少し気が重くなり、帰ってくるとどっと疲れる。
嫌いになりたいわけではないし、できれば穏やかに付き合いたい。
それでも、会うたびに何かが心に残る。
夫に話しても、
「悪気はないと思うよ」
「そんなに気にしなくてもいいんじゃない?」
と言われ、分かってもらえない寂しさまで重なることがあります。
義母との関係には、義母と自分との間だけでは整理しにくいことがあります。
夫との関係、義実家との付き合い、子どものこと、家族としての役割。
いくつもの関係が重なっているからこそ、どこまで合わせ、どこで自分の気持ちを大切にするのか迷うことがあります。
義母との関係で、こんなことに疲れていませんか
会うたびに気をつかい、帰ったあとに疲れる
義母の前では言葉を選ぶ。
食事や手土産、帰る時間まで気になる。
その場では笑って過ごしていても、自宅に戻ってから「あの言い方はどういう意味だったのだろう」と考えてしまうことがあります。
一回一回は小さなことでも、それが長く続くと、義母に会うことそのものが負担になっていくことがあります。
生活や子育てに口を出される
家のこと、仕事、食事、子どもの育て方、夫婦のお金の使い方。
自分たちで決めたいことに意見が入るたびに、どこまで聞けばよいのか分からなくなることがあります。
助けてもらっている部分があるほど、「嫌だ」と言いにくくなることもあります。
断りたいのに、断ると関係が悪くなりそうで言えない
本当は今日は行きたくない。
頻繁な連絡にはすぐ返せない。
頼まれたことを引き受ける余裕がない。
それでも、
「せっかく誘ってくれたのだから」
「断ったら感じが悪いと思われるかもしれない」
と考え、引き受けてしまうことがあります。
義母との関係だけでなく、人との間で断ることそのものに難しさを感じている方は、「断れずに無理をしてしまうとき」のページも参考になります。
夫に話しても、義母の気持ちを優先される
義母に言われたことで傷ついたと夫に話したとき、
「昔からそういう人だから」
「母さんも心配しているだけだよ」
と返される。
義母との出来事そのものより、夫に自分の気持ちを受け止めてもらえなかったことの方がつらくなる場合もあります。
このあたりから、義母との悩みが夫婦関係の悩みへ重なっていくことがあります。
「悪気はない」と分かっていても、しんどさは残ることがあります
義母に悪意があるとは思っていない。
親切にしてくれたこともあるし、助けてもらったこともある。
それでも、言われると苦しくなる言葉や、踏み込まれると疲れるところがある。
人との関係では、相手の意図と、自分が受け取った感覚が同じになるとは限りません。
「悪気があったのか」を考え続けるより、
私は、何をされると苦しいのか。
どのくらいなら心地よく付き合えるのか。
を知っていく方が、これからの関わり方を考えやすくなることがあります。
義母と距離を置きたいと思ったとき
「もう会いたくない」と感じるほど疲れていることもあれば、「今より少しだけ会う回数を減らしたい」ということもあります。
距離を取ることにも、いろいろな形があります。
毎回の誘いに応じる回数を減らす。
連絡へすぐ返事をする習慣を変える。
家庭の中のことをどこまで伝えるか決める。
義実家へ行く時間を短くする。
夫に任せられることは任せる。
関係を続けながら、自分が消耗しすぎない距離へ少しずつ整えることもできます。
「縁を切るか、今まで通り付き合うか」という二つだけで考えるより、自分にはどのくらいの距離が合うのかを具体的にしていくことが大切になります。
義実家に行きたくないと感じるとき
お盆やお正月、家族の集まりが近づくだけで気持ちが重くなる方もいます。
義実家では、自分の居場所がないように感じる。
義母の言葉に神経を使う。
家族の中に自分一人だけ外から入った人のように感じる。
「夫の家族なのだから楽しく過ごさなければ」と思うほど、つらさを言葉にしにくくなることがあります。
行く・行かないだけでなく、どのくらい滞在するか、夫には何を協力してもらいたいか、どんなことがあると特に疲れるのか。
負担を細かく分けていくと、調整できるところが見つかることがあります。
子どもが生まれてから、義母との関係が変わることがあります
それまではそれほど困っていなかったのに、妊娠や出産、子育てをきっかけに義母との距離が近くなることがあります。
会う回数が増える。
子育てについて意見を言われる。
子どもの予定を確認せず決められる。
自分の親と義母との間で公平にしなければと気をつかう。
自分自身のことなら流せたことでも、子どものことになると譲れないと感じることもあります。
そのときは、
「義母を傷つけないためにはどうするか」
だけで考えるより、
自分たち夫婦は、子どものことをどのように決めていきたいのか
を夫婦の間で確認しておくことが助けになります。
義母とのことを、夫にどう伝えればよいのでしょうか
義母について夫に話すことは難しいものです。
自分にとっては「義母」でも、夫にとっては長く一緒に生きてきた「母親」です。
「あなたのお母さんはいつもそう」と伝えると、夫には母親を責められているように聞こえることがあります。
そこで、
「お母さんが悪いと伝えたいわけではなくて、私はこの場面でこんなふうに感じた」
「次はこうしてもらえると助かる」
というように、義母の評価より、自分に起きたことと夫に望むことを具体的にすると伝わり方が変わる場合があります。
何度話しても夫婦の会話がかみ合わない場合は、「夫婦のコミュニケーション」のページも参考になります。
夫に求めたいことが、自分でも分からないとき
義母のことでつらいとき、「夫には自分の味方をしてほしい」と感じることがあります。
ただ、「味方になってほしい」の中身は人によって違います。
まず気持ちを聞いてほしいのか。
義母へ何か伝えてほしいのか。
訪問の回数を一緒に考えてほしいのか。
夫婦で決めたことを義母の前でも大切にしてほしいのか。
そこが分かると、夫にも伝えやすくなります。
義母との問題に見えていたことの中に、夫婦としてどう支え合いたいのかというテーマが見えてくることもあります。
夫婦二人で整理したい場合には、夫婦・カップルカウンセリングを利用することもできます。
義母にどこまで合わせるか、自分で決めてもよい
家族との付き合いには、家庭ごとの習慣があります。
毎週会う家族もいれば、年に数回の家族もいる。
頻繁に連絡を取る人もいれば、用事があるときだけ連絡する人もいます。
周囲の「普通」に合わせるより、今の生活や自分たち夫婦に合う形を探していくことができます。
義母との関係を穏やかに保ちたい気持ちと、自分の生活や心の余裕を守りたい気持ち。
どちらかを捨てるのではなく、その間で自分に合うところを見つけていきます。
カウンセリングで、義母との関係を整理する
義母とのことでカウンセリングを利用するとき、義母本人に来てもらう必要はありません。
まずお一人で、
何が一番負担になっているのか。
どんな場面で強く疲れるのか。
どこまでなら関われそうなのか。
夫には何を分かってほしいのか。
を整理していくことができます。
話していく中で、
「義母そのものが嫌なのだと思っていたけれど、夫が分かってくれないことが一番つらかった」
と気づくこともあれば、
「会う回数を少し減らせれば、今の関係を続けられそう」
と具体的な距離が見えてくることもあります。
義母との関係をどうするかという答えを急ぐより、今の自分が何に疲れ、これからどんな関わり方を望んでいるのかを一緒にたどっていきます。
まずはお一人で義母との関係やご自身の気持ちを整理したい方は、個人カウンセリングのページも参考になさってください。
全国からオンラインで、対面でもご相談いただけます
個人カウンセリングは、全国からオンラインでご利用いただけます。
愛知県・岐阜県を中心に、相談室、レンタルスペース、カフェ、訪問などによる対面カウンセリングもお受けしています。
交通費無料の対応地域までお越しいただける場合は、お住まいの地域にかかわらず対面でのご相談が可能です。遠方への訪問についても、交通費をご負担いただく形で対応できる場合がありますので、ご希望があればお問い合わせください。
受け方について詳しく知りたい方は、「カウンセリング方法」をご覧ください。
義母との関係を、一人で抱え続けている方へ
義母との関係は、誰かに話そうとしても、
「どこの家にもあることだよ」
「悪気はないんだから」
「うまく付き合うしかないよ」
と返され、胸の中に残ってしまうことがあります。
けれど、ご自身がどこで疲れ、何を負担に感じているのかは、丁寧に見ていくことができます。
義母との関係を続けるとしても、距離を少し変えるとしても、自分の気持ちが分からないまま決める必要はありません。
ご相談は、心理カウンセラー柴垣友佳里がお受けしています。
「義母のことだけで相談してよいのかな」という段階からでもお話しいただけます。
オンラインでは全国からご相談いただけます。
対面をご希望の方には、愛知県・岐阜県の対応地域や名古屋市などでお受けしています。
個人カウンセリングは、90分 11,000円(税込)です。
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