「こんなことで相談していいのかな」
そう思って、誰にも話さないまま過ごしていることがあります。
病院に行くほどではない気がする。
仕事や家事は何とかできている。
もっと大変な人もいる。
自分で何とかできることなのかもしれない。
そう考えると、自分のつらさを誰かに話すことに、ためらいが出てくることがあります。
でも、心の中にはずっと引っかかっている。
何度も同じことを考える。
ふとしたときに気持ちが沈む。
人には普通に見えていても、自分の中ではずっと何かを抱えている。
このページでは、「カウンセリングを受けるかどうか」を決める前に、そもそも「この程度のことで誰かに相談していいのだろうか」と迷っているときのことを、一緒に見ていきます。
「相談するほどではない」と思ってしまうことがあります
つらいことがあっても、それを自分で小さく扱ってしまうことがあります。
もっと大変な人がいると思ってしまう
自分より大変な状況にいる人を見ると、
「私くらいでつらいと言ってはいけない」と思うことがあります。
家族はいる。
仕事もしている。
生活も何とかできている。
だから、「私はまだ大丈夫」と考える。
けれど、誰かがもっと大変であることと、自分が今つらいことは別のことです。
人と比べて、自分の苦しさを小さくし続けていると、自分でも何を感じていたのか分からなくなっていくことがあります。
「自分で何とかするべき」と考えてしまう
これくらいのことは、自分で整理するもの。
誰かに聞いてもらうほどではない。
弱音を吐くより、自分で考えた方がいい。
そうやって、これまでも一人で乗り越えてきた方ほど、人に話すという選択肢を持ちにくいことがあります。
自分で考えることも大切です。
ただ、何度考えても同じところへ戻ってしまうときには、誰かと一緒に整理することで見え方が変わることもあります。
「相談したら大げさになる気がする」と感じる
誰かに話したら、
「そんなに深刻なの?」と思われるのではないか。
カウンセリングを受けたら、自分の悩みが大きな問題になってしまうような気がする。
そんなふうに感じる方もいます。
けれど、相談することは、「自分には大きな問題がある」と決めることではありません。
今心にあることを、一度言葉にして整理してみるために相談することもできます。
つらさは、外から見える大きさだけでは分かりません
大きな出来事があったからつらいとは限りません。
人から見れば些細に思えることでも、自分の中に長く残ることがあります。
夫婦の何気ない一言。
職場での小さな違和感。
親とのやり取り。
人には言っていない寂しさ。
何度も繰り返してしまう考え。
これからのことへの漠然とした不安。
一つひとつを見ると、「こんなこと」と思うかもしれません。
でも、それが毎日少しずつ心に残り続けているなら、気づかないうちに負担が大きくなっていることがあります。
相談するかどうかを、出来事の大きさだけで決めなくてもよいのだと思います。
「まだ生活できているから」と我慢してしまうこともあります
仕事には行けている。
家事もしている。
人とも話している。
だから、まだ相談するほどではないと思うことがあります。
けれど、
人と会ったあとにどっと疲れる。
夜になると考え込んでしまう。
いつも心のどこかに重さがある。
一人になると涙が出る。
何かを楽しむ余裕が少なくなっている。
そんな変化が続いていることもあります。
外から見て生活が続いていることと、心の中に負担がないことは、必ずしも同じではありません。
何に悩んでいるのか分からなくても、話すことはできます
「相談したいことがはっきりしていないから、まだ行けない」と思うこともあります。
夫婦のことなのか。
仕事のことなのか。
自分自身のことなのか。
過去のことなのか。
いろいろなものが重なり、自分でも何に一番困っているのか分からないことがあります。
その場合には、最初から相談内容を一つに決める必要はありません。
「何となく苦しい」
「最近ずっと気持ちが重い」
「何から話せばいいのか自分でも分かりません」
というところからでも、お話しいただけます。
何を話せばよいのかということ自体が気になっている方は、こちらもご覧ください。
誰かに話すことで、初めて分かることもあります
頭の中だけで考えていると、
起きたこと。
自分が感じていること。
相手がどう思っているのか。
これからどうすればよいのか。
いろいろなものが一緒になってしまうことがあります。
言葉にしてみると、
「私はこのことが悲しかったんだ」
「本当はずっと我慢していたんだ」
「答えを出したいというより、分かってほしかったのかもしれない」
と、自分でも気づいていなかったものが見えてくることがあります。
話すことは、すぐに何かを決めることとは少し違います。
まず、自分の中に何があるのかを知るための時間になることがあります。
身近な人には話しにくいけれど、誰かに一度聞いてほしいという気持ちが近い方はこちらをご覧ください。
「病院に行くほどではない」と感じているとき
「病院へ行くほどではないから、まだ何もしなくていい」と考える方もいます。
カウンセリングと医療機関は、役割が少し違います。
カウンセリングでは、診断や薬の処方をするのではなく、今抱えている気持ちや状況、人との関係、これからどうしたいのかなどを、話しながら整理していきます。
一方で、
眠れない状態が続いている。
食事をとることが難しくなっている。
仕事や家事など、日常生活を続けることがかなり難しい。
心や身体の状態が大きく変わってきた。
といった場合には、カウンセリングだけで抱えず、心療内科や精神科など医療機関への相談も選択肢になります。
「カウンセリングなのか病院なのか」を、最初から自分だけで完璧に判断しなくても構いません。
カウンセリングは、問題が大きくなってからだけの場所ではありません
カウンセリングというと、
「もう自分ではどうにもならなくなった人が行くところ」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
けれど、
今の気持ちを整理したい。
同じことを繰り返し考えている理由を知りたい。
人との関係について、一度落ち着いて考えたい。
これからどうしたいのか、自分の気持ちを確かめたい。
そんなときにも、カウンセリングを利用することができます。
困りごとを大きく説明する必要はありません。
「最近、こういうことが気になっています」というところから始められます。
「こんなことで」と思っている、その気持ちも話していただけます
カウンセリングに来たからといって、
「私はこんなに困っています」とはっきり言わなければならないわけではありません。
「正直、相談するほどなのか分かりません」
「こんなことで来てよかったのかなと思っています」
そう感じていること自体からお話しいただけます。
初回カウンセリングでは、今起きていることを伺いながら、何が心に残っているのか、今どのようなことを整理するとよさそうなのかを一緒に見ていきます。
「相談していいか」と「カウンセリングを受けるか」は、少し違います
このページで扱っているのは、
「そもそも、この程度のことで人に相談していいのだろうか」という迷いです。
一方、
「相談してみるのはありかもしれない」と思い始めていて、
本当にカウンセリングを受けるか。
今のタイミングで申し込むか。
自分に合うのか。
ということを考えている場合には、もう一つ先の段階に来ています。
その場合はこちらをご覧ください。
一人で抱えていることを、少し外に出してみたいと感じたら
相談するほどのことなのか。
まだ自分で頑張れるのではないか。
もっと大変な人もいる。
そんなふうに考えながら、長い間一人で抱えてきたこともあるかもしれません。
すぐに答えを出したり、何かを変えたりする必要はありません。
まず、
「自分は今、何を抱えているのだろう」と一緒に見てみるところから始められます。
ご相談は、心理カウンセラー柴垣友佳里がお受けしています。
相談内容が一つにまとまっていなくても、そのとき言葉になるところからお話を伺います。
料金やお支払い方法を先に確認したい方はこちらをご覧ください。
予約前に確認しておきたいことがある方は、お問い合わせフォームをご利用ください。
LINEでは、カウンセリング前のご質問や確認をお送りいただけます。
詳しいご相談内容は、カウンセリングの時間の中で伺います。
