初めてカウンセリングを受けるとき、
「何を話せばいいのだろう」
「一回で何ができるのだろう」
「話したあと、少しは整理できるのだろうか」
と不安に感じる方は少なくありません。

初回カウンセリングは、すぐに答えを出す時間ではありません。
今抱えている気持ちや、現実の状況をひとつずつ言葉にしながら、
これから何を見ていけばよいのかを一緒に整理していく時間です。

90分の中で、すべてを解決することは難しいかもしれません。
けれど、絡まっていたものを少しほどき、
「今、自分は何に困っているのか」
「どこから考えればよいのか」
「次に何を大切にすればよいのか」
が見えてくることがあります。

このページでは、初回カウンセリングでできること、できないこと、
そして当日の進み方についてご案内します。

初回カウンセリングは、気持ちと現実を整理する時間です

初回カウンセリングでは、まず今の状況をうかがいながら、
心の中で起きていることと、現実に起きていることを分けて整理していきます。

悩んでいるときは、
気持ち、出来事、相手の言葉、これまでの経緯、これからの不安が、
ひとつに重なって見えることがあります。

頭では分かっているのに、気持ちがついてこない。
何がつらいのか分からないけれど、ずっと苦しい。
相手のことなのか、自分のことなのか、家族全体のことなのか分からない。
考えれば考えるほど、どこから手をつければいいのか分からなくなる。

そのような状態を、無理にまとめて話そうとしなくても大丈夫です。

カウンセラーが質問をしながら、
今起きていること、気持ちの動き、関係性の流れ、現実的に考える必要があることを、
一緒にテーブルに並べるように整理していきます。

初回カウンセリングでできること

今の悩みを、言葉にして整理する

初回では、まず「今、何に困っているのか」を一緒に整理していきます。

最初からきれいに説明できなくても大丈夫です。
話が前後しても、途中で言葉に詰まっても、
「何から話せばいいか分からない」というところからでも構いません。

話していくうちに、
本当にしんどかったこと、
ずっと我慢していたこと、
自分でも気づいていなかった気持ちが、
少しずつ見えてくることがあります。

初回カウンセリングは、正しく話す場所ではなく、
今の自分の状態を一緒に見つけていく時間です。

関連ページ:
▶ カウンセリングで何を話せばいいか分からない方へ

気持ちと現実を分けて考える

悩みが深くなると、気持ちと現実が重なりすぎて、
何を優先して考えればよいのか分からなくなることがあります。

たとえば、夫婦関係の悩みでは、
怒りや悲しみ、あきらめ、期待、罪悪感、生活の問題、子どものこと、今後の選択が重なっていることがあります。

親子関係や不登校のご相談では、
心配、焦り、疲れ、本人への関わり方、学校との関係、家庭の空気などが絡み合うことがあります。

仕事や人間関係のご相談でも、
自分の気持ちだけでなく、職場の状況、相手との距離感、責任の重さ、今後の働き方が関係していることがあります。

初回カウンセリングでは、
「気持ちとしてつらいこと」と、
「現実的に考える必要があること」を分けながら、
今どこで苦しくなっているのかを一緒に見ていきます。

自分の本音に気づく

カウンセリングでは、表面的な出来事だけでなく、
その奥にある気持ちにも目を向けていきます。

本当は寂しかった。
本当は分かってほしかった。
本当は怒っているより、傷ついていた。
本当はもう少し休みたかった。
本当はどうしたいのか、自分でも分からなくなっていた。

そうした気持ちは、ひとりで考えているだけでは見えにくいことがあります。

誰かに話しながら、少し距離を置いて見つめることで、
自分の中にあった気持ちに気づくことがあります。

気づくことは、すぐに何かを決めることではありません。
まずは、自分の中にあるものを否定せずに見ていくことから始めていきます。

今後の選択肢を整理する

初回カウンセリングでは、すぐに結論を出すことを目的にはしていません。

ただ、今の状況を整理していく中で、
これから考えられる選択肢が少し見えてくることがあります。

今すぐ動くこと。
少し時間を置いて考えること。
相手に伝える前に、自分の気持ちを整理すること。
家族や関係者との関わり方を見直すこと。
継続してカウンセリングで整理していくこと。
必要に応じて、他の専門機関や支援につなげること。

どれが正解かを急いで決めるのではなく、
今の自分にとって無理のない選択肢を一緒に見ていきます。

今後の進め方を相談する

初回を受けたあと、継続するかどうかは、その場で無理に決めなくても大丈夫です。

一度話してみて、
もう少し整理したいと思う場合もあれば、
まずは自分で考えてみようと思う場合もあります。

継続する場合も、毎週がよいのか、2週間に1回がよいのか、月1回がよいのかは、
ご相談内容や今の状態によって変わります。

初回の最後には、必要に応じて、
今後どのようなペースで見ていくとよいか、
どのメニューが合いやすいか、
個人・夫婦・親子・ファミリーなど、どの形で進めるとよいかを一緒に考えます。

関連ページ:
▶ どのカウンセリングを選べばいいか分からない方へ
▶ カウンセリングはどれくらい通うのか
▶ 個人カウンセリング
▶ 夫婦・カップルカウンセリング
▶ 親子カウンセリング
▶ ファミリーカウンセリング

初回カウンセリングで、無理にしなくていいこと

最初から全部を話さなくても大丈夫です

初回だからといって、これまでのことを全部話さなければならないわけではありません。

話せるところからで大丈夫です。
まだ言葉にできないこと、話すのに時間がかかること、
今は触れたくないことがあっても構いません。

カウンセリングでは、話すことも大切ですが、
「今はまだ話せない」と感じることも大切な情報です。

無理に深く掘り下げるのではなく、
その方のペースを大切にしながら進めていきます。

すぐに結論を出さなくても大丈夫です

離婚するかどうか。
仕事を続けるか辞めるか。
子どもにどう関わるか。
親との距離をどうするか。
相手に何を伝えるか。

こうした大きなテーマは、初回で結論を出すためにあるのではありません。

まずは、今の気持ちと現実を整理し、
何を急ぐ必要があり、何をもう少し考えてよいのかを見ていきます。

迷っている状態にも意味があります。
決めきれない自分を責めるのではなく、
なぜ決めきれないのかを一緒に見ていくことも、カウンセリングでできることです。

きれいに説明しようとしなくても大丈夫です

カウンセリングに来られる方の多くが、
「話がまとまっていなくてすみません」
とおっしゃいます。

でも、悩んでいるときに話がまとまらないのは自然なことです。

うまく説明できない。
何度も同じ話になってしまう。
途中で涙が出る。
話しているうちに別のことを思い出す。

そのような形でも大丈夫です。

話しながら一緒に整理していくのが、カウンセリングの時間です。

90分の初回カウンセリングの流れ

1. 今の状況をうかがいます

まず、今どのようなことで困っているのかをうかがいます。

話しやすいところからで構いません。
できごとの経緯、今の気持ち、関係している人や状況などを、必要に応じて確認していきます。

2. 気持ちや関係性の流れを整理します

お話をうかがいながら、
どこで気持ちが苦しくなっているのか、
どのような関係性の流れがあるのか、
何が負担になっているのかを整理していきます。

必要に応じて、こちらから言葉にして確認しながら進めます。

3. 現実的に考えることを整理します

気持ちだけでなく、現実的な状況も一緒に見ていきます。

家庭、仕事、学校、子ども、生活、今後の選択など、
考える必要があることを無理のない範囲で整理します。

4. 今後の方向性を一緒に考えます

最後に、今後どのように進めていくとよいかを一緒に考えます。

継続する場合の目安、次回までに考えてみること、
必要であれば別のメニューへの切り替えや、他の支援の利用についても整理します。

関連ページ:
▶ カウンセリングの流れ
▶ どのカウンセリングを選べばいいか分からない方へ

初回だけのご相談でも大丈夫です

初回カウンセリングは、継続を前提にしなくても大丈夫です。

まず一度話してみたい。
今の状況を整理したい。
自分の気持ちを確認したい。
これからどう考えていけばよいか、少し見通しを持ちたい。

そのような目的でお越しいただいても構いません。

もちろん、継続して見ていくことで少しずつ整理しやすくなるテーマもあります。
ただ、続けるかどうかは、初回を受けてみてから考えていただいて大丈夫です。

関連ページ:
▶ カウンセリングを受けるか迷っている方へ
▶ カウンセリングはどれくらい通うのか

このような方に、初回カウンセリングをおすすめします

・何から話せばいいか分からない
・自分の気持ちを整理したい
・夫婦や家族のことで、一人で抱えきれなくなっている
・子どものこと、親子関係のことで悩んでいる
・仕事や人間関係で心が疲れている
・離婚、別居、転職、退職など、大きな選択を前に迷っている
・誰かに話したいけれど、身近な人には話しにくい
・継続するかは分からないけれど、一度相談してみたい
・どのメニューを選べばよいか分からない

初回カウンセリングでは、悩みをきれいに分類することよりも、
今の状態を一緒に見ていくことを大切にしています。

初回カウンセリングのあとに見えてくること

初回カウンセリングを受けたあと、
すぐに大きく状況が変わるとは限りません。

けれど、話すことで、
自分が何に傷ついていたのか、
何をずっと我慢していたのか、
どこで無理をしていたのか、
これから何を考えればよいのかが、少し見えてくることがあります。

悩みがなくなるというより、
悩みとの向き合い方が少し変わる。
一人で抱えていたものを、少し外に出して眺められるようになる。
そのような変化が起きることがあります。

初回カウンセリングは、その最初の整理の時間です。

ご予約について

初回カウンセリングをご希望の方は、ご予約フォームからお申し込みください。

相談内容がまとまっていなくても大丈夫です。
メッセージ欄には、今困っていることや、相談したいことを短く書いていただければ構いません。

たとえば、次のような書き方で大丈夫です。

・夫婦のことで相談したいです
・子どものことで悩んでいます
・仕事の人間関係で疲れています
・気持ちが整理できず、一度話してみたいです
・どのメニューが合うか分かりません

内容を確認し、必要に応じて進め方をご案内いたします。

▶ ご予約はこちら

ご予約前に確認しておきたいことがある場合は、お問い合わせフォームをご利用ください。

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LINEでは、ご予約前の簡単な確認をしていただけます。
LINE上で詳しいカウンセリングを行うものではありませんが、
「この内容で申し込んでよいか」
「どのメニューを選べばよいか」
といった事前確認にご利用いただけます。

▶ LINEのご案内はこちら

関連ページ

・カウンセリングで何を話せばいいか分からない方へ
・カウンセリングを受けるとどう変わるのか
・カウンセリングの流れ
・カウンセリングはどれくらい通うのか
・どのカウンセリングを選べばいいか分からない方へ
・カウンセリングを受けるか迷っている方へ

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