「自分に自信が持てない」
「人と比べて、すぐに落ち込んでしまう」
「褒められても、素直に受け取れない」
「頑張っているのに、どこか自分を認められない」

そんなふうに感じることはありませんか?

何か大きな失敗をしたわけではなくても、
心の奥に、いつも小さな不安がある。

人から見れば普通に過ごしているように見えても、
自分の中では、
「これでよかったのかな」
「私なんて」
「もっとちゃんとしないと」
という思いが、静かに続いていることがあります。

自己肯定感が低いと感じるとき、
ただ前向きな言葉を自分に言い聞かせても、
うまく心に入ってこないことがあります。

「自分を好きになりましょう」
「自信を持ちましょう」
そう言われても、
それができないから苦しい、という方もいらっしゃると思います。

カウンセリングでは、
無理に自分を好きになろうとする前に、
なぜそこまで自分を責めてしまうのか、
なぜ人の言葉や評価が心に強く残るのか、
なぜ頑張っても安心できないのかを、
一緒にゆっくり見ていきます。

今の自分を変えようと急ぐのではなく、
これまでの心の動きを丁寧にたどりながら、
少しずつ自分との関係を整えていく時間です。

自己肯定感が低いと感じるときに起こりやすいこと

自己肯定感が低いと感じる方の中には、
日常のいろいろな場面で、
自分を小さく見積もってしまう感覚があるかもしれません。

何かを選ぶとき。
人と話すとき。
仕事や家事を終えたあと。
誰かの反応を見たとき。
SNSや周りの人の様子を見たとき。

本当は十分にやっていることがあっても、
心の中では「まだ足りない」と感じてしまう。

人から認められても、
その言葉が自分の中に残りにくい。

少し否定されたり、相手の反応が薄かったりすると、
それだけで自分全体を否定されたように感じてしまう。

そうした心の動きが続くと、
毎日を過ごすだけでも、知らないうちに疲れてしまいます。

自分を責める言葉が浮かびやすい

何かうまくいかなかったとき、
すぐに自分を責める言葉が浮かんでくることがあります。

「私が悪かったのかな」
「また失敗した」
「どうしてこんなこともできないんだろう」
「もっとちゃんとすればよかった」

その場では冷静に見えても、
心の中では、自分に向ける言葉がとても厳しくなっていることがあります。

周りの人には優しく言えるのに、
自分には同じように言えない。

誰かが失敗したときには、
「そんな日もあるよ」と思えるのに、
自分のことになると許せない。

そんなふうに、
自分だけに厳しい基準を向け続けている方もいらっしゃいます。

自分を責める気持ちが強い方は、
「自分を責めてしまうとき」のページも、今の心に近い部分があるかもしれません。

▶ 自分を責めてしまうとき

人と比べて落ち込みやすい

人と比べるつもりはなくても、
気づくと比べてしまうことがあります。

あの人はうまくやっている。
あの人は楽しそうに見える。
あの人は人から好かれている。
あの人は家庭も仕事も整っているように見える。

そう感じたあとに、
自分だけが遅れているように思えたり、
自分には何か足りないように感じたりすることがあります。

比べても仕方がないと頭では分かっていても、
心が勝手に反応してしまう。

そのたびに、
自分の価値が少し削られていくような感覚になることもあります。

人と比べて落ち込むことが多い方は、
「他人と比べて落ち込むとき」のページも参考になるかもしれません。

▶ 他人と比べて落ち込むとき

褒められても素直に受け取れない

誰かに褒められても、
その言葉をそのまま受け取れないことがあります。

「たまたまです」
「そんなことないです」
「本当は全然できていません」
「相手が気を使って言ってくれただけかもしれない」

そんなふうに、
せっかく向けられたあたたかい言葉を、
心の中で小さくしてしまうことがあります。

褒められると嬉しいはずなのに、
どこか落ち着かない。
期待されるのが怖くなる。
次もできなければいけない気がして苦しくなる。

そういう方にとって、
自己肯定感とは、ただ自信を持つことよりも、
自分に向けられたよいものを少しずつ受け取れるようになることに近いのかもしれません。

頑張っているのに自信が持てない

仕事、家事、子育て、人間関係。
日々の中で、十分に頑張っていることがあっても、
自分ではなかなかそう思えないことがあります。

まだ足りない。
もっとできる人がいる。
このくらいで疲れていてはいけない。
これくらいできて当たり前。

そう思いながら、
自分の努力をいつも低く見積もってしまう。

周りから見れば頑張っている人ほど、
自分の中では「まだまだ」と感じていることがあります。

▶ 頑張っているのに、自信が持てないとき

自己肯定感が低くなる背景にあるもの

自己肯定感が低いと感じるとき、
今の自分の性格だけの問題として考えてしまう方がいます。

けれど、心の感じ方は、
これまでの経験や人との関係の中で、
少しずつ形づくられてきたものでもあります。

小さい頃から、
褒められるよりも注意されることが多かった。
頑張っても、まだ足りないと言われてきた。
人の機嫌を見ながら過ごすことが多かった。
自分の気持ちより、周りに合わせることを優先してきた。
失敗しないように、怒られないように、気を張ってきた。

そうした経験が重なると、
自分の気持ちよりも、
相手の反応や評価を先に見てしまうようになることがあります。

「そのままの自分」で安心できなかった経験

自己肯定感が低いと感じる方の中には、
「何かができたとき」
「役に立てたとき」
「迷惑をかけなかったとき」
だけ、自分に少し価値があるように感じる方がいます。

反対に、
何もできなかった日や、
人に頼ってしまった日、
うまく笑えなかった日には、
自分がだめになったように感じてしまう。

その背景には、
そのままの自分で安心していられる経験が少なかったことが関係している場合があります。

頑張ったから認められる。
迷惑をかけなかったから大丈夫。
期待に応えられたから、ここにいていい。

そんな感覚が強くなると、
何もしていない自分や、弱っている自分を、
受け止めにくくなることがあります。

幼い頃の心の傷つきや、満たされなかった思いが気になる方は、
「インナーチャイルド」のページもあわせてご覧ください。

▶ インナーチャイルド

人の顔色を見てきた時間が長かった

自己肯定感が低いと感じる方は、
自分の気持ちよりも、相手の反応を先に見てしまうことがあります。

相手が不機嫌そうに見えると、
自分が何かしたのではないかと不安になる。

返信が遅いと、
嫌われたのではないかと考えてしまう。

少し冷たい言い方をされると、
自分の存在まで否定されたように感じる。

そうした反応は、
今だけのことではなく、
これまで人の機嫌や空気に敏感にならざるを得なかった時間と、
つながっていることがあります。

▶ 人の顔色を気にしてしまうとき

完璧にできない自分を責めてしまう

自己肯定感の低さは、
完璧にやろうとする苦しさともつながることがあります。

少しのミスが許せない。
中途半端な自分が嫌になる。
休んでいても、何かしていないと落ち着かない。
人に頼むより、自分で抱え込んでしまう。

その奥には、
「ちゃんとしていないと認めてもらえない」
「失敗したら見捨てられるかもしれない」
という不安が隠れていることがあります。

▶ 完璧にやろうとして苦しくなるとき

自己肯定感を高めようとして、かえって苦しくなることもあります

自己肯定感という言葉は、
今ではよく聞かれるようになりました。

本やSNSでも、
「自分を大切にしましょう」
「自分を好きになりましょう」
「自信を持ちましょう」
という言葉を目にすることがあります。

けれど、自己肯定感が低いと感じているとき、
そうした言葉が、かえって苦しく感じられることもあります。

自分を好きになれない自分がだめなのかな。
前向きになれない私は弱いのかな。
また自分を責めてしまっている。

そんなふうに、
自己肯定感を高めようとすること自体が、
新しいプレッシャーになってしまうことがあります。

まずは「自分を責める時間」に気づくことから

自己肯定感を無理に上げようとしなくても、
最初にできることがあります。

それは、
自分がどんな言葉で自分を責めているのかに、
少し気づいていくことです。

「まただめだった」
「ちゃんとしなきゃ」
「迷惑をかけてはいけない」
「こんなことで疲れてはいけない」

そうした言葉が心の中に浮かんだとき、
すぐに打ち消そうとしなくても大丈夫です。

まずは、
「ああ、今また自分に厳しい言葉を向けているんだな」
と気づくこと。

その小さな気づきが、
自分との関係を少しずつ変えていく入り口になることがあります。

自分を好きになる前に、自分を責めすぎない

自己肯定感というと、
自分を好きになることや、自信を持つことを思い浮かべる方が多いかもしれません。

でも、苦しいときにいきなり自分を好きになろうとすると、
心がついていかないことがあります。

まずは、
自分を責めすぎないこと。
できなかった自分を、すぐに否定しないこと。
疲れている自分に、もう少しやさしい言葉を向けてみること。

それだけでも、
心の緊張が少しゆるむことがあります。

自己肯定感を高めるというより、
自分を傷つけ続けてきた言葉を、
少しずつやわらげていく。

そのような進み方が合う方もいらっしゃいます。

カウンセリングでできること

カウンセリングでは、
自己肯定感を無理に高めようとするのではなく、
その方がどのように自分を見てきたのか、
どんな場面で自分を責めやすいのか、
どんな言葉や経験が心に残っているのかを、
ゆっくり整理していきます。

「自信を持てるようにする」というより、
自分の心の動きを理解し、
自分との向き合い方を少しずつ整えていく時間です。

自分を責める心の流れを整理する

カウンセリングでは、
日常の中で起きている出来事と、
そのとき心の中で起きている反応を分けて見ていきます。

たとえば、
相手の反応が少し薄かった。
仕事で小さなミスをした。
家族に強い言い方をされた。
SNSで誰かの楽しそうな様子を見た。

その出来事のあとに、
自分の中でどんな言葉が浮かぶのか。
どんな不安が広がるのか。
どんな行動を取りたくなるのか。

そこを丁寧に見ていくと、
いつも同じような心の流れがあることに気づく場合があります。

責めるためではなく、
自分の心がどう反応してきたのかを理解するために、
一緒に整理していきます。

過去の経験と今の苦しさをつなげて見ていく

今の自己肯定感の低さには、
過去の経験が影響していることがあります。

家庭の中での役割。
親との関係。
学校での経験。
人間関係の傷つき。
頑張っても認められなかった記憶。
自分の気持ちを後回しにしてきた時間。

そうしたことを、無理に掘り返すのではなく、
今の苦しさと関係している部分から、
少しずつ見ていきます。

「だから自分はこう感じやすかったのかもしれない」
「この反応には理由があったのかもしれない」

そう思えるだけでも、
自分を責める力が少しゆるむことがあります。

自分の本音や感情を少しずつ取り戻していく

自己肯定感が低いと感じる方は、
自分の気持ちが分からなくなっていることがあります。

何が嫌なのか。
何がつらいのか。
何を望んでいるのか。
本当はどうしたかったのか。

相手に合わせることや、
場を乱さないことを優先してきた時間が長いほど、
自分の気持ちを後回しにすることが自然になっている場合があります。

カウンセリングでは、
すぐに答えを出すのではなく、
言葉になる前の気持ちも大切にしながら、
少しずつ自分の本音に触れていきます。

自分の気持ちがよく分からない方に、
ぜひ読んでいただきたいページはこちらです。

▶ 生きづらさをうまく説明できないとき

自己肯定感が低いままでも、相談していい

「こんなことで相談していいのかな」
「もっと深刻な人が行く場所なのでは」
「自分の考え方の問題だから、自分で何とかしないと」

そんなふうに思いながら、
カウンセリングを受けることを迷っている方もいらっしゃるかもしれません。

けれど、自己肯定感の低さは、
日常の中で少しずつ心を疲れさせていきます。

人と会ったあとにぐったりする。
相手の反応が気になって眠れない。
何かあるたびに自分を責めてしまう。
頑張っても安心できない。
人から認められても、自分ではそう思えない。

そうした状態が続いているなら、
一度、安心して話せる場所で整理してみてもよいのだと思います。

初めての方へ

カウンセリングでは、
最初からうまく話せなくても大丈夫です。

「自己肯定感が低い気がする」
「自信が持てない」
「自分を責めることが多い」
「何から話せばいいか分からない」

そのようなところからでも、お話しいただけます。

▶ 初めての方へ
▶ カウンセリングで何を話せばいいか分からない方へ

江南市近郊での対面、オンラインでのご相談もできます

くれたけ心理相談室 江南支部では、
自己肯定感の低さ、自信のなさ、自分を責めてしまう心、人と比べて落ち込む気持ちについて、
ゆっくりお話を伺っています。

対面カウンセリングは、
江南市を拠点に、愛知県近郊・岐阜県近郊でご相談いただけます。

また、外に出ることが負担に感じる方や、
ご自宅で落ち着いて話したい方には、
オンラインカウンセリングもご利用いただけます。

対面でのご相談を希望される方は、
「対面カウンセリング」や「地域別アクセス」をご覧ください。

オンラインでのご相談を希望される方は、
「オンラインカウンセリング」のページをご覧ください。

▶ 対面カウンセリング
▶ 地域別アクセス
▶ オンラインカウンセリング

自分との関係を、少しずつ整えていくために

自己肯定感が低いと感じるとき、
自分を変えなければいけないと思うほど、
さらに苦しくなることがあります。

でも、まず必要なのは、
自分を急いで好きになることよりも、
これまでどれほど自分に厳しい言葉を向けてきたのかに気づくことかもしれません。

どうしてそこまで頑張ってきたのか。
どうして人の反応が気になるのか。
どうして失敗が怖いのか。
どうして認められても安心できないのか。

その理由を一つひとつ見ていく中で、
自分を責めるだけでは見えなかったものが、
少しずつ見えてくることがあります。

自己肯定感は、
急に高めるものというより、
自分との関係を少しずつ整えていく中で、
ゆっくり育っていくものなのだと思います。

今の自分を無理に変えようとする前に、
これまでの心の動きを一緒に見つめてみませんか?

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