なんとなく、しんどい。
けれど「何がつらいの?」と聞かれると、うまく答えられない。
大きな出来事があったわけではない。
毎日の生活も、それなりに続いている。
それでも、どこか息がしづらい。
人といると疲れる。
一人でいても落ち着かない。
頑張っているのに、なぜか満たされない。
何かあると自分を責めてしまう。
休んでいても、心のどこかが緊張している。
ひとつひとつを見れば、それほど大きなことではないように思える。
けれど、いくつものことが重なって、
「なんとなく生きづらい」という感覚だけが残っていることがあります。
生きづらさには、いつも分かりやすい名前がついているとは限りません。
このページでは、何がつらいのか自分でもまだよく分からないときに、今の自分の中で起きていることを少しずつ整理していきます。
「何がつらいのか分からない」ということがあります
どれか一つの悩みではない
仕事が大変だから。
家族とうまくいっていないから。
人間関係が苦しいから。
そうやって一つの原因を挙げられるときもあります。
けれど、
仕事のことも少し気になる。
人との関係でも疲れる。
自分の考え方にも苦しくなる。
昔から同じようなことを繰り返している気もする。
というように、いくつものことが重なっている場合があります。
どれも関係しているけれど、どれか一つではない。
だからこそ、説明しようとするほど分からなくなることがあります。
長く続いてきたことほど、自分では見えにくくなる
人に気を使うこと。
自分より相手を優先すること。
何かあると自分を責めること。
頑張っている状態を当たり前だと思うこと。
こうしたことが長く続いていると、それが自分にとって普通になっていることがあります。
「つらい出来事」が一つあるのではなく、日々の中に小さな無理が積み重なっている。
そのため、自分でも何に疲れているのか分かりにくくなることがあります。
生きづらさの中には、いくつかの心の動きが重なっていることがあります
頭の中で考えることが多くなっている
相手はどう思うだろう。
これでよかったのだろうか。
もっと違う方法があったのではないか。
そんなふうに考える時間が長くなると、自分が何を感じているのかより、「どうすべきか」に意識が向きやすくなります。
考えが止まらず疲れている感覚が強い方はこちらをご覧ください。
人との関係で、自分が後ろに下がっている
自分の希望より、相手の気持ちを先に考える。
本当は違うと思っていても、その場に合わせる。
嫌だと思っても、関係が悪くならない方を選ぶ。
それが続くと、
「私は本当はどうしたいのだろう」という感覚が見えにくくなることがあります。
自分に向ける言葉が厳しくなっている
うまくいかなかったとき、
「私が悪かったのかもしれない」
「もっとちゃんとできたはず」
と考えることがあります。
自分を振り返ることは大切ですが、何があっても自分を責める方向へ心が動くようになると、日常の中でも安心しにくくなります。
これまでの経験が、今の感じ方につながっていることもある
今の生きづらさだけを見ても、理由が分からないことがあります。
小さい頃から人の機嫌をよく見ていた。
本音を言うより、我慢する方が安全だった。
期待に応えることを大切にしてきた。
甘えたり頼ったりすることが苦手だった。
そうした経験の中で身につけた考え方や人との関わり方が、大人になった今にも続いていることがあります。
過去の感情の記憶とのつながりが気になる方はこちらをご覧ください。
「自分の気持ちが分からない」とは少し違います
「生きづらさをうまく説明できないこと」と、「自分の気持ちが分からないこと」は似ていますが、このサイトでは分けて考えています。
このページで扱っているのは、
「何がつらいのか分からない」
「どこに問題があるのか説明できない」
「いろいろなことが重なっている気がする」
という、苦しさ全体にまだ名前がついていない状態です。
一方、
「私は悲しいのか、怒っているのか分からない」
「本当はどうしたいのか分からない」
「自分の本音がつかめない」
という感覚が中心の場合には、こちらのページが近くなります。
うまく説明できないままでも、整理は始められます
生きづらさ全体を一度に説明しなくても構いません
最初から「私の問題はこれです」と、はっきり説明する必要はありません。
最近、どんなときに疲れたのか。
どんな言葉が心に残ったのか。
どんな場面で、少し息苦しく感じたのか。
何をしているときに、「もう疲れた」と思ったのか。
そうした具体的なところから見ていくと、少しずつ共通するものが見えてくることがあります。
「分からない」というところから始めてもいい
「自分でもよく分かりません」という言葉も、大切な出発点です。
話している途中で、
「そういえば、いつもこうなる」
「本当は嫌だったのかもしれない」
「私はずっと気を使っていたんだ」
と気づくことがあります。
先に答えがあって、それを説明するだけがカウンセリングではありません。
話しながら、一緒に見つけていくこともできます。
カウンセリングでは、まとまっていないところから一緒に見ていきます
「生きづらいけれど、理由が分からない」
「何から話せばいいのか分からない」
「こんな曖昧なことで相談していいのかな」
という状態のままでも、お話しいただけます。
カウンセリングでは、今の生活や人間関係、最近心に残ったことなどから、一つずつたどっていきます。
その中で、
何に力を使いすぎているのか。
どんなときに自分を責めやすいのか。
人との関係で、どこに無理があるのか。
自分が本当は何を望んでいるのか。
これまでの経験と今の感じ方に、どんなつながりがあるのか。
少しずつ見えてくることがあります。
無理に原因を一つに決めることより、自分の中で起きていることを、自分にも分かる形にしていくことを大切にしています。
カウンセリングで何を話せばいいか分からない方はこちらもご覧ください。
「こんなことで相談していいのかな」と思っている方へ
はっきりした問題がない。
病名があるわけでもない。
日常生活も何とか続けられている。
そのため
「もっと大変な人が相談するものではないか」と思うこともあるかもしれません。
けれど、
「説明できるほど大きな悩みがあるか」ではなく、今、一人で抱えていることに少し疲れているかどうかも、相談を考える一つの目安になります。
ご相談は、心理カウンセラー柴垣友佳里がお受けしています。
個人カウンセリングでは、まだうまく言葉になっていないところから、一緒にゆっくり整理していきます。
個人カウンセリングは、90分 11,000円(税込)です。
対面・オンラインなど、ご希望に合わせてお受けしています。
予約前に確認しておきたいことがある方は、お問い合わせフォームをご利用ください。
