人と関わる余裕がないとき

人に関心をもつこと。
話を聴くこと。
助け合い、力を合わせること。

それが大切だと頭では分かっていても、
どうしてもできない時期があります。

誰かの話を聴く余裕がない。
頼られると負担を感じてしまう。
人と協力するより、自分でやる方がラクだと感じる。

そんな自分のことを
冷たい人間のように感じることもあるかもしれません。

けれど、心の中が不安や緊張などでいっぱいのとき、
人はまず、自分を守ることに力を使うものです。

今日をどう乗り切るか。
何を言われるだろう。
失敗しないようにしないと。
また傷つくのではないか。

そうしたことを考え続けていると
誰かに気持ちを向ける余裕が
ほとんど残らないこともあります。

カウンセリングに来られる方の中にも、
人とうまく関われないことや
協力することの難しさに悩んでおられる方がいます。

でも、その方のお話を聴いていると、
人を信じたくなかったのではなく、
信じたことで傷ついた経験があったり、

誰にも頼りたくなかったわけではなく、
頼っても応えてもらえなかった経験があったりします。

人とのつながりを大切にすることは、
頭で分かっているだけでは
続かないもののように思います。

自分の気持ちを受け止めてもらえたこと。
ゆっくり話を聴いてもらったこと。
困ったときに、誰かと一緒に考えられたこと。

そうした経験が少しずつ重なることで、
だんだんと外の世界に
目を向けられるようになると感じています。

他者への関心は、
自分の中に余白が戻ったとき
自然に生まれてくることがあります。

まずは、自分の中で何が起きているのかを、
一緒に見てみませんか?

その時間が、
もう一度、人とつながっていくための
静かな始まりになるかもしれません。

投稿者プロフィール

柴垣 友佳里
柴垣 友佳里くれたけ心理相談室(江南支部)心理カウンセラー
愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

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