小さな違和感を言葉にする

人との関係の中で、
ほんの少し引っかかることがあります。

相手の言葉に小さく傷ついたり、
頼まれごとを負担に感じたり、
本当は少し違うと思っていたり。

でも、その場では言葉にしないことがあります。

今言うと空気が変わってしまいそうで、
相手を困らせてしまいそうで、
自分さえ少し合わせれば済むように思えるからです。

その選択は、決して弱さではないのだと思います。

そのときは、その場を穏やかに保とうとしたり、
相手との関係を大切にしようとしたりしていたのかもしれません。

けれど、
自分の中の小さな声を何度も後回しにしていると、
だんだん心の奥にたまっていくものがあります。

最初は、少しだけ気になっていたこと。
少しだけ負担だったこと。
できれば分かってほしかったこと。

そういうものが重なっていくと、
ある日、自分でも驚くほど
強い疲れや怒りになって表に出てくることがあります。

本当は、
大きなことにしたかったわけではなかった。
相手を責めたかったわけでもなかった。

ただ、もう少し早く、
自分の気持ちに気づいてあげられたらよかったのかもしれません。

自分の思いを伝えることは、
無理を押し通すこととは違います。

「私は少し困っている」
「ここは少しつらい」
「もう少しこうしてもらえると助かる」

そんなふうに、
まだ思いが小さいうちに外へ出してみることは、
相手と、ほどよい関係を
続けていくための手がかりになることがあります。

人と関わる中で、
自分の気持ちをなかったことにしすぎない。

それもまた、
相手を大切にすることと同じくらい、
必要なことなのだと感じています。

投稿者プロフィール

柴垣 友佳里
柴垣 友佳里くれたけ心理相談室(江南支部)心理カウンセラー
愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

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