変わったのは私

昔、ちょっとギクシャクして
終わってしまった関係がありました。
「あの人がもう少しちゃんとしてくれたら」
「もっと思いやりをもってくれたら」
そんなふうに
いつも相手にばかり
変化を求めていた気がします。
それから何年かが過ぎて
思いがけず再会の機会が訪れたとき
"変わってくれてたらいいな" と
やっぱり少し期待していました。
そして実際に会ってみて驚いたのは
その人の印象が
ずいぶんとちがって見えたこと。
こんなにやわらかい人だったっけ?
こんなに不器用なところもあったんだ
まるで相手の輪郭が
ふわっと描き直されたような感覚がありました。
でも、それはきっと
私自身が変わったからなんだと思います。
以前よりも、ほんの少し
人の背景を想像できるようになって
自分の未熟さにも気づけるようになった。
だから
見え方が変わったのでしょう。
人と人の関係って
合わせ鏡みたいなところがありますね。
自分に見えている相手も
相手に見えている自分も
実は
自分のありようによって変わるもの。
相手の変化を期待するより
まずは自分がどう変われるかを
問い直してみる。
それだけで関係の景色が
ガラリと変わるものかもしれません。
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