子どもの可能性を信じるということ

可能性の芽

子どもの力は、生まれつきだけで
決まるものではないと思っています。

もちろん、
その子が持って生まれた気質や、
得意不得意はあるかもしれません。

でも、それだけで
「この子はこういう子だから」
「うちは親がこうだから」
と、未来まで決めてしまうのは、
少し早いのかもしれません。

まだ十分に水をもらっていない力が、
その子の中に眠っていることがあります。

今は見えていなくても、
まだ形になっていなくても、
うまく言葉にできなくても。

小さな種のようなものが、
心の奥に残っていることがあります。

それは、急に大きく
育つものではないのだと思います。

毎日の声かけ。
見守るまなざし。
失敗したときに責めすぎないこと。
できたことを、一緒に喜ぶこと。
その子の中にある小さな変化に気づくこと。

そういう関わりが、少しずつ栄養になっていきます。

すぐに結果が見えないと、
不安になることもあります。

このままで大丈夫だろうか。
何か足りないのではないか。
もっと早く伸ばしてあげなければいけないのではないか。

そんなふうに思うこともあるかもしれません。

けれど、育つものには、
その子なりの時間があります。

早く芽を出す子もいれば、
土の中で長く力を蓄えている子もいます。

外から見て何も変わっていないように見える時期にも
その子の中では、少しずつ
何かが育っていることがあります。

大切なのは、まだ見えない力を、
ないものとして扱わないことなのだと思います。

「この子の中には、これから育つものがある」

そう信じるまなざしは、
子どもにとって、大きな支えになります。

そしてこれは、子どもだけの話ではありません。

大人になった私たちの中にも、
まだ十分に育てられていないものがあります。

本当はやってみたかったこと。
人には見せてこなかった感性。
自分でも気づかないまま眠らせてきた力。
もう遅いと思って、見ないようにしてきた願い。

それらは、年齢だけで
消えてしまうわけではありません。

誰かの可能性を信じること。

そして、自分自身の可能性も、
まだ決めつけずに見てみること。

それは、楽観的すぎる考えではなく、
心を育てていくために必要な希望なのだと思います。

今はまだ小さな種でも、
少しずつ水を与え、光を当て、
あたたかく見守っていくことで、
思いがけない形で芽を出すことがあります。

子どもの中にも。
そして、私たち自身の中にも。

まだこれから育っていくものが、
きっとあるのだと思います。

投稿者プロフィール

柴垣 友佳里
柴垣 友佳里くれたけ心理相談室(江南支部)心理カウンセラー
愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

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