
「このつらさは、カウンセリングで相談していいのかな」
「心療内科へ行った方がいいのだろうか」
「精神科と心療内科は、そもそも何が違うのだろう」
心の調子がいつもと違うと感じたとき、
どこに相談したらよいのか分からず、そこで迷ってしまうことがあります。
人間関係や家族のことで苦しい。
考えすぎて心が休まらない。
気持ちが落ち込み、何をするにも重く感じる。
眠れない日が続いている。
仕事や生活にも影響が出てきた。
心のことと身体のことは、きれいに分けられないこともあります。
心理カウンセリング、心療内科、精神科には、それぞれ役割があります。
「どちらが上」「どちらが正しい」ということではなく、
今の状態に合う相談先を知るために、それぞれの違いを見ていきましょう。
心理カウンセリングと心療内科・精神科は、役割が違います
大きな違いの一つは、医療として診断や治療を行う場所なのか、対話を通して心理的な支援を行う場所なのかという点です。
精神科や心療内科は医療機関です。
一方、心理カウンセリングでは、話を伺いながら、その方が抱えている気持ちや状況、人との関係、考え方などを一緒に整理していきます。厚生労働省も、カウンセリングを、対話を通して心情や状況への理解を深め、本人が主体的に問題に向き合えるよう支援するものとして説明しています。
心理カウンセリングでできること
カウンセリングでは、
何がこんなにつらいのか。
同じことを繰り返してしまうのはなぜなのか。
本当はどうしたいのか。
相手との関係をどう考えていけばよいのか。
そうしたことを、話しながら一緒に整理していきます。
たとえば、
夫婦や家族との関係。
職場や人間関係の悩み。
不安や考えすぎ。
自分を責めてしまうこと。
これからの生き方への迷い。
まだ「病気なのかどうか」という形では整理できない苦しさについても、お話しいただけます。
このサイトで行っているカウンセリングは医療行為ではありません。診断や薬の処方は医療機関で行われます。
心療内科では、心と身体のつながりを見ながら診療します
心療内科は、ストレスなどの心理社会的な要因が身体の病気の発症や経過に深く関係している「心身症」を中心に、心と身体の両面から診療することを専門としています。
身体の症状があり、その背景にストレスや心理的な要因が強く関わっていると感じる場合などに、相談先の一つになります。
ただし、実際の診療内容は医療機関によって異なります。
「心療内科」と「精神科」の両方を掲げているクリニックもありますので、受診前に、その医療機関がどのような症状や疾患を診ているのか確認すると分かりやすいでしょう。
精神科では、こころの病気の診断や治療を行います
精神科は、うつ病、不安症、双極性障害、統合失調症など、精神疾患の診断や治療を専門とする医療機関です。治療には状態に応じて薬物療法や精神療法などが用いられます。
気分や思考、行動の変化が強くなり、仕事や家事、学校生活など日常生活に大きな影響が出ているときには、精神科など医療機関への相談が大切になる場合があります。
「私はどこへ行けばいい?」と迷ったとき
実際には、
「ここからはカウンセリング」
「ここからは病院」
と、誰にでも同じ境界線を引けるわけではありません。
心の状態や身体症状、生活への影響などによって、合う相談先は変わります。
気持ちや人との関係を整理したいとき
はっきりした病気を疑っているというより、
夫婦関係について考えたい。
親との関係がずっと心に残っている。
職場の人間関係に疲れている。
人に合わせすぎてしまう。
同じことを何度も考えてしまう。
自分がどうしたいのか分からない。
といったことを、落ち着いて話しながら整理したい場合には、心理カウンセリングが一つの選択肢になります。
何を相談したいのかが、まだ言葉になっていないところからでも始められます。
心や身体の症状が強く、生活への影響が大きいとき
気分の落ち込みや不安だけでなく、
- 眠れない、食べられない状態が続いている
- 仕事や学校、家事など日常生活を続けることがかなり難しくなっている
- 強い気分の変化や、普段とは大きく違う状態が続いている
- 幻聴や妄想のような症状がある
- 自分を傷つけたい、死にたいという思いが強くなっている
といった場合には、カウンセリングだけで抱えるより、精神科や心療内科など医療機関への相談を優先して考えることが大切です。うつ病が疑われる場合には自己判断だけで抱えず、精神科・心療内科などへ相談することがNCNPからも勧められています。また、症状が重い場合や自殺の危険が高い場合には、より集中的な医療が必要になることがあります。
受診先に迷う場合には、まずかかりつけ医に相談する方法もあります。
心療内科・精神科とカウンセリングを併用することもあります
医療機関に通っているから、カウンセリングは必要ない。
カウンセリングを受けるなら、病院には行かない。
そのように二つから一つを選ぶとは限りません。
医療機関で診断や治療を受けながら、
カウンセリングでは、人間関係や仕事、家族との関係、自分の気持ちなどを言葉にして整理していく。
そのように、それぞれの役割を生かして併用する場合もあります。NCNPの情報でも、疾患によっては薬物療法と心理社会的な治療を組み合わせることの重要性が示されています。
すでに精神科や心療内科へ通院している場合は、現在の治療を大切にしながら、カウンセリングを利用することについて必要に応じて主治医にもご相談ください。
「病院に行くほどなのかな」と迷っているとき
病院を受診することにためらいを感じる方もいます。
一方で、
「病院に行くほどではないと思うから、もう少し我慢しよう」
と、自分のつらさを小さく見積もってしまうこともあります。
相談先を選ぶために、最初から自分で「これは病気」「これは病気ではない」と決める必要はありません。
身体や心の症状が続いていたり、生活への影響が大きくなっていたりするときには、医療機関に相談して状態を確認してもらうことにも意味があります。
厚生労働省は、精神科・心療内科などを地域や診療科から探せる「医療情報ネット」も案内しています。
カウンセリングから始めたいと感じている方へ
「病気かどうかを知りたい」というより、
今の気持ちを誰かに話したい。
家族や夫婦とのことを整理したい。
同じことを考え続けている状態から、少し離れて見てみたい。
これからどうしていきたいのかを考えたい。
そのように感じている場合には、カウンセリングから話してみることもできます。
ご相談は、心理カウンセラー柴垣友佳里が直接お受けしています。
最初から相談内容を一つにまとめておく必要はありません。
「何が一番つらいのか、自分でも分からない」
そんなところから、お話を一緒にたどっていきます。
初めてカウンセリングを受ける方は、こちらもご覧ください。
まだカウンセリングを受けるか迷っている方へ
ここまで読んでも、
「自分はカウンセリングでいいのかな」
「もう少し考えてからの方がいいのかな」
と迷うこともあると思います。
今すぐ予約するかどうかを決める前に、
カウンセリングでできることや、ご自身が何を求めているのかを知ることも一つです。
心理カウンセリングをご希望の方へ
心療内科や精神科へ行くのか。
カウンセリングで話してみるのか。
迷いながら、このページにたどり着いた方もいらっしゃると思います。
カウンセリングでは、診断名を決めることよりも、
今の生活の中で何が苦しくなっているのか、
どのようなことが心に残っているのか、
これからどうしていきたいのかを、お話を伺いながら整理していきます。
ご自身の気持ちや人との関係について、
一度ゆっくり話してみたいと感じている方は、予約カレンダーから空き日程をご確認いただけます。
ご予約前に、カウンセリング方法や場所について確認したいことがある場合は、お問い合わせフォームまたはLINEをご利用ください。
LINEは、ご予約前の確認や日程調整のためにご利用いただけます。
詳しいご相談内容は、カウンセリングの時間の中で伺います。
医療情報について
このページの医療に関する内容は、厚生労働省、国立精神・神経医療研究センター「こころの情報サイト」、日本心療内科学会の公開情報を参考にしています。心療内科・精神科で対応する内容は医療機関によって異なるため、実際に受診する際は各医療機関の診療内容をご確認ください。
