自分を好きになるということ
子どもが成長して思春期になると
他人とはちがう
自分という存在を
確立していくようになります。
自分のことを
より強く意識するようになるため
やや自意識過剰になることもありますが
一人の人間として
成長していくための
大事な心の過程です。
ただ、自分を意識するあまり
すごい自分でいたい
できる自分でいたい
カッコいい自分でいたい
と思いすぎてしまうと
人といるのが
だんだんツラくなってきてしまいます。
いつも
そんな自分で居続けるなんて
まず無理だし
自分はすごいと思っていても
他の人から見たらちょっとちがう
なんてこともあったりして
ますます混乱してしまいます。
心理学者のアルフレッド・アドラーは
人が幸福になるための
三大要素の一つとして
【自分を好きになる】
ということを挙げていますが
それは
カッコいい自分を好きになる
ということではなくて
カッコいいところも
カッコ悪いところも
両方あるのが自分だと思える
ということです。
頑張ったけど
カッコ悪い自分になってしまうときだって
ありますよね。
そんなときは
また同じような場面になったとき
次はどうやったらカッコいい自分になれるか
に意識を向けていきましょう。
そうやって努力している姿こそが
誰の目から見ても
本当にすばらしいあなた
なのだと思います。
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