誰かに話を聞いてほしい。

そう思っているのに、いざ身近な人の顔を思い浮かべると、話せる相手が見つからないことがあります。

家族には心配をかけそう。
友人には重い話だと思われそう。
職場の人には知られたくない。

話したところで、何かを解決してほしいわけではない。
「こうした方がいいよ」と言ってほしいわけでもない。
ただ、一度ちゃんと聞いてほしい。

そんな気持ちになることがあります。

悩みの名前がまだ分からなくても、何から話せばよいか決まっていなくても、心の中にあるものを誰かに話してみたいと感じたところから、カウンセリングを利用することができます。

家族や友人には、話しにくいことがあります

身近な人がいないから話せない、とは限りません。
大切な人だからこそ、言いにくいこともあります。

心配をかけたくない

「こんなことを言ったら、心配するだろうな」

そう思うと、本当はつらくても「大丈夫」と言ってしまうことがあります。

特に、自分が家族を支える立場にいる方や、普段から周りに頼られることの多い方ほど、自分のつらさを出す場所が少なくなることがあります。

話したい気持ちと、相手を心配させたくない気持ち。
その両方があるために、結局何も言えないままになることもあります。

相手との関係が変わりそうで話せない

夫婦のことを共通の友人には話しにくい。
家族のことを親戚には知られたくない。
仕事のことを同僚に話せば、どこかに伝わるかもしれない。

人間関係の中にいる相手だからこそ、「話したあと」のことまで考えてしまうことがあります。

誰にも知られないところで、一度自分の気持ちだけを話したいと思うこともあります。

答えやアドバイスではなく、まず聞いてほしい

つらいことを話したとき、

「気にしすぎだよ」
「こうした方がいいんじゃない?」
「私だったらこうする」

と返ってくることがあります。

相手は心配して言ってくれている。
それも分かっている。

それでも、
「今は、そういうことを聞きたいわけではなかった」と感じることがあります。

何をすればよいかを決める前に、まず今感じていることを、そのまま誰かに聞いてもらいたいときがあります。

何を話したいのか、自分でも分からないことがあります

「誰かに話したい」と思っていても、何を話したいのかはっきりしているとは限りません。

何となく疲れている。
最近ずっと気持ちが重い。
いろいろなことが重なっている。

一つずつなら大したことではないように思うのに、なぜか苦しい。

そんな状態では、話そうとしても、
「どこから話せばいいんだろう」となることがあります。

最初から順序立てて説明する必要はありません。

「何から話せばいいのか分かりません」というところから始めることもできます。

話しているうちに、「本当はこのことがずっと気になっていたのかもしれない」と見えてくることがあります。

カウンセリングで何を話せばよいのか気になる方は、こちらもご覧ください。

▶ カウンセリングで何を話せばいいか分からない方へ

同じことを何度も話したくなることもあります

一度誰かに話したのに、まだ気持ちが残っている。
何度も同じ出来事を思い出す。
またその話をしたくなる。

そんなこともあります。

「もう話したことなのに」と思うかもしれません。
けれど、気持ちは一度言葉にしただけで、すべて整理されるとは限りません。

最初は怒りしか出てこなかったことが、何度か話すうちに、その奥にあった悲しさに気づくこともあります。

「悔しかった」と思っていたことの中に、「分かってほしかった」という気持ちがあったと見えてくることもあります。

同じ出来事について話していても、そのときどきで見えてくるものが変わることがあります。

話しているうちに、自分の気持ちが見えてくることがあります

頭の中だけで考えていると、

起きたこと。
相手の気持ち。
自分の考え。
これからどうするか。

いろいろなものが一緒になってしまうことがあります。

誰かに向かって言葉にすると、

「これは実際に起きたこと」
「ここから先は、自分が想像していたこと」
「私は、この部分に傷ついていた」

と少しずつ分かれて見えることがあります。

話すことは、すぐに答えを出すこととは少し違います。

まず、自分の中に何があるのかを知る時間になることがあります。

「ただ聞いてほしい」から、その先が見えてくることもあります

最初は、
「とにかく誰かに聞いてほしい」という気持ちだけだったとしても構いません。

話している中で、

本当は何に一番疲れていたのか。
誰に何を分かってほしかったのか。
自分はどこまで我慢していたのか。
これからどうしたいと思っているのか。

少しずつ見えてくることがあります。

そのときにはじめて、「では、これからどうしようか」と考えられることもあります。

カウンセリングでは、最初から結論を求めるのではなく、話しながら今の気持ちと現実を整理していきます。

人はいるのに、誰にも話せないように感じるとき

周りに家族や友人がいても、
「本当のことは誰にも話せない」と感じることがあります。

ただ、その苦しさの中心が、
「誰かに聞いてほしいのに、話せる場所がない」ということではなく、

「人と一緒にいても、どこかひとりのように感じる」
「誰にも分かってもらえない感じがする」

という孤独そのものにある場合には、こちらのページの方が近いかもしれません。

▶ 孤独感がつらいとき

カウンセリングは、身近な人とは少し違う場所です

家族や友人に話す時間と、カウンセリングで話す時間には少し違いがあります。

身近な人との会話では、

相手を心配させないようにする。
相手の気持ちも考える。
話しすぎないようにする。
同じ話を何度もするのをためらう。

そんな気遣いが生まれることがあります。

カウンセリングの時間では、まず相談される方のお話を中心に進めます。

うまく説明できなかったり、途中で話が変わったり、同じところへ戻ったりすることも含めて、そのとき心にあることを一緒に見ていきます。

ただ話を聞くだけで終えるということでもありません。

必要に応じて、

何が一番つらくなっているのか。
どんな気持ちが重なっているのか。
人との関係の中で何が起きているのか。
今考える必要があることは何なのか。

少しずつ整理していきます。

▶ 個人カウンセリングについて

こんなことを話してもいいのかなと思うときも

カウンセリングには、「これくらいになったら相談する」という決まった境目があるわけではありません。

たとえば、

・最近あったことを、とにかく誰かに聞いてほしい
・家族や友人には言えないことがある
・人には話しているけれど、本当の気持ちは話せていない
・何か大きな問題があるわけではないのに、心が重い
・同じことを何度も考えてしまう
・これからどうしたいのか、一度整理したい
・誰にも言っていない気持ちを、一度言葉にしてみたい

そのようなところからでも、お話しいただけます。

「相談するほどのことなのだろうか」と迷っている気持ちそのものを話すところから始めることもできます。

初回のカウンセリングでは、話しながら一緒に整理します

初回から、自分のことをすべて話す必要はありません。

今、一番気になっていること。
最近あったこと。
誰かに聞いてほしかったこと。
自分でもまだよく分からないこと。

話しやすいところからお伺いします。

お話を聞きながら、今どのようなことが重なっているのか、これから何を整理していくとよさそうなのかを一緒に見ていきます。

初回の時間について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

▶ 初回カウンセリングでできること

誰かに聞いてほしいと思ったときに

自分の中だけに置いておくには、少し重たくなってきた。
でも、身近な人には話しにくい。

そんなときに、日常の人間関係から少し離れた場所で話してみるという選択肢があります。

何がつらいのか、まだはっきりしていなくても構いません。

「誰かに聞いてほしいと思って来ました」

そこから始めていただけます。

ご相談は、心理カウンセラー柴垣友佳里がお受けしています。

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