
学校で働いていると、
一日の中で、いくつもの役割を切り替えながら過ごすことがあります。
子どもたちの前に立つ先生として。
保護者に対応する立場として。
職員室の一員として。
学級や授業を整える責任を持つ人として。
そのどれもが大切で、
そのどれもに気を抜けない。
けれど、そうして過ごしているうちに、
自分の気持ちを置いておく場所がなくなってしまうことがあります。
本当は疲れている。
本当は傷ついている。
本当は、誰かに少し聞いてほしい。
それでも、
「先生なんだから」
「自分がしっかりしなきゃ」
「子どものことを考えると、弱音は言えない」
そんなふうに、一人で抱え込んでしまうこともあるのではないでしょうか。
教職員の方のためのカウンセリングでは、
学校現場で抱えている気持ちを、少し外の場所で言葉にしていく時間を大切にしています。
学校の中では話しにくいことも、
少し距離のある場所だからこそ、整理できることがあります。
教職員の方がカウンセリングで話せること
学校に行くのがつらい気持ち
朝になると身体が重くなる。
学校のことを考えるだけで、気持ちが沈む。
そんな状態が続くと、
「自分は先生に向いていないのでは」
「もっと頑張らないといけないのに」
と、自分を責めてしまうことがあります。
けれど、学校に行くのがつらい時、
そこには心や身体が出しているサインがあるのかもしれません。
カウンセリングでは、
今のつらさを無理に結論づけるのではなく、
何が負担になっているのか、どこで無理を重ねてきたのかを、少しずつ整理していきます。
保護者対応や職場の人間関係のこと
保護者対応は、
言葉を選び、相手の思いを受け止めながら進めていく必要があります。
うまく伝わらない。
責められているように感じる。
対応のあとも、言葉が頭から離れない。
そんなことが続くと、
保護者対応そのものに強い負担を感じることがあります。
また、学校は子どもと関わる場所であると同時に、
大人同士の関係の中で働く場所でもあります。
同僚との距離感。
管理職との関係。
職員室の空気。
相談しづらさ。
そうしたことも、カウンセリングでお話しいただけます。
学級経営や子どもへの関わり方のこと
学級が思うようにまとまらない。
子どもとの関係がうまくいかない。
授業中の空気がつらい。
そんな時、先生ご自身が深く傷ついたり、自信を失ったりすることがあります。
「もっと良い関わり方があったのでは」
「自分の力不足なのでは」
「子どものために、何とかしなければ」
そう考え続けているうちに、
心が休まらなくなってしまうこともあります。
カウンセリングでは、
先生としてどうすべきかを一方的に示すのではなく、
先生ご自身が何を感じ、何に苦しんでいるのかを丁寧に整理していきます。
教員を続けるかどうかの迷い
教員を続けたい気持ちがある。
けれど、もう限界かもしれない。
その両方の気持ちがある時、
簡単には答えを出せません。
子どもが嫌いになったわけではない。
教育への思いがなくなったわけでもない。
それでも、心や身体がついてこない。
そんな迷いを抱えることがあります。
カウンセリングは、
「辞めるべき」「続けるべき」を決める場所ではありません。
今の気持ちを整理し、
何に疲れているのか、何を大切にしたいのか、これからどうしていきたいのかを一緒に見ていく時間です。
学校の中では話しにくいこともあります
職場の人には話しづらい気持ち
学校の中には、
相談できる人がいる場合もあります。
けれど、同じ職場だからこそ話しにくいこともあります。
評価に関わるのではないか。
誰かに伝わってしまうのではないか。
弱い先生だと思われるのではないか。
そんな不安があると、
本当の気持ちを言葉にすることが難しくなります。
少し外の場所で話すことで、
職場の関係から離れて、自分の気持ちを見つめ直しやすくなることがあります。
家族や友人には心配をかけたくないこと
家族や友人に話せることもあります。
けれど、
心配をかけたくない。
うまく説明できない。
「辞めたら?」と言われるのもつらい。
そう思って、話せなくなることもあります。
近い人だからこそ、話しづらい気持ちもあります。
カウンセリングでは、
誰かに気を遣いながら話すのではなく、
今の気持ちをそのまま置いていく時間を大切にしています。
先生という役割を少し下ろして話す時間
学校では、
先生として振る舞う時間が長くなります。
子どもの前では落ち着いて。
保護者の前では丁寧に。
職場では責任を持って。
その役割は大切なものです。
けれど、先生という役割の前に、
一人の人として感じている疲れや不安もあります。
カウンセリングでは、
先生として正しく話す必要はありません。
うまく説明できなくても、
まとまっていなくても大丈夫です。
先生という役割を少し下ろして、
ご自身の気持ちを言葉にしていく時間です。
教職員の方のカウンセリングで大切にしていること
学校現場の複雑さを、簡単に決めつけないこと
学校の悩みは、
一つの原因だけで起こるとは限りません。
子どもの状態。
保護者との関係。
学級の空気。
職場の体制。
先生自身の疲れ。
年度や行事の忙しさ。
いくつもの要素が重なり合っています。
だからこそ、
「こうすればいい」と簡単に決めつけるのではなく、
今起きていることを一緒にほどいていくことを大切にしています。
先生ご自身の気持ちを置き去りにしないこと
教職員の方は、
人のために考える時間がとても多い仕事です。
子どものため。
保護者のため。
学校のため。
学級のため。
その中で、
先生ご自身の気持ちは後回しになりやすいのかもしれません。
けれど、先生自身の心も、
大切にされていいものです。
カウンセリングでは、
「どう対応すべきか」だけではなく、
「先生ご自身がどう感じてきたのか」も大切に扱います。
すぐに答えを出そうとしすぎないこと
教員を続けるか。
休むべきか。
どう対応すればいいのか。
何を変えればいいのか。
悩みが深くなるほど、
早く答えを出したくなることがあります。
けれど、心が疲れている時に急いで結論を出そうとすると、
さらに苦しくなることもあります。
まずは、
何がつらいのか。
どこで無理をしているのか。
本当は何を大切にしたかったのか。
そこを整理することから始めても大丈夫です。
カウンセリングの受け方について
対面・オンラインでご相談いただけます
教職員の方のカウンセリングは、
対面・オンラインのどちらでもご利用いただけます。
学校やご自宅から離れた場所で話したい方。
移動の負担を少なくしたい方。
忙しい時期に、時間を調整しながら話したい方。
ご自身の状況に合わせて、お選びいただけます。
対面カウンセリング、オンラインカウンセリングの詳細は、各ページでもご案内しています。
一度だけのご相談でも大丈夫です
「まずは一度、話してみたい」
という形でも大丈夫です。
カウンセリングは、必ず継続しなければならないものではありません。
一度話してみることで、
今の状態が少し整理されたり、
これから考える方向が見えてきたりすることがあります。
もちろん、必要に応じて継続してお話しいただくこともできます。
何を話せばいいか分からなくても大丈夫です
「何から話せばいいか分からない」
「話しているうちにまとまらなくなりそう」
「こんなことを相談していいのか分からない」
そう感じる方もいらっしゃいます。
最初から整理されていなくても大丈夫です。
言葉になっていない気持ちを、
少しずつ一緒に整理していくことも、
カウンセリングの時間の中で大切にしています。
一人で抱え込み続けてしまうときは
学校現場で抱える悩みは、
外から見えにくいことがあります。
そして、見えにくいからこそ、
先生ご自身も「これくらい自分で何とかしなければ」と思ってしまうことがあります。
けれど、心が疲れている時ほど、
一人で考え続けることが、さらに負担になることもあります。
うまく話せなくても大丈夫です。
整理されていないままでも大丈夫です。
少しずつ言葉にしていくことで、
・何に疲れていたのか
・どこで気を張り続けていたのか
・これからどうしていきたいのか
が見えてくることがあります。
教職員の方が、先生という役割を少し下ろして、
ご自身の気持ちを見つめ直す時間として、
カウンセリングをご利用いただけます。
