後回しにしていたこと

冷蔵庫を買い替えることになりました。
ここ1〜2ヶ月ほど、
少しずつ不調の気配はありました。
引き出しのひとつが、
だんだん閉まりにくくなってきたのです。
最初は、
「ちょっと何か引っかかっているのかな」
くらいに思っていました。
引き出しごと取り出して奥を覗いてみると、
広い範囲に氷が張りついていました。
それをなんとか掻き出して、
また閉まるようにする。
しばらくすると、
また閉まらなくなる。
そんなことを、
数週間おきに繰り返していました。
けれど、
だんだんその間隔が短くなっていき、
気づけば数日おきに、
同じことをしている。
そこでようやく、
「ああ、もう買い替えるしかないな」
と思いました。
とはいえ、
この冷蔵庫は25年間、使ってきたものです。
本当は、
もうとっくに買い替え時だということは、
分かっていました。
でも、買い替えるとなると、
調べること。
選ぶこと。
搬入のこと。
中身の整理。
いろいろ考えなければならない。
そう思うと、
つい先延ばしにしてしまっていました。
こういうことって、
日常の中に案外ある気がします。
今この瞬間だけ何とかするなら、
少し手を加えれば済むこともあります。
けれど、この先のことを思うなら、
どこかで根本的に見直さなければならないこともある。
もちろん、
すぐに判断して、
すぐに対応できたら、
それが一番いいのかもしれません。
でも、分かっていても
動けないことってありますよね。
面倒だから。
疲れているから。
今はまだ何とかなる気がするから。
大きく変えることに、少し気が重くなるから。
人は案外、
正しい判断ができないというより、
判断するための余力が足りないこともあるのだと思います。
そのときはそのときで、
何とか日々を回していた。
そういうことも、
きっとあるのだと思います。
ただ、
いつまでも同じ応急処置を繰り返していると、
少しずつ暮らしの方が
窮屈になっていくこともあります。
だからこそ、
「そろそろ向き合う時期なのかもしれない」
と思えたときに、
少しずつ動き出せたらいい。
後回しにしてきたことを責めるより、
気づいたところから、
今できることをひとつずつ。
暮らしの中の小さな不具合は、
案外、
自分の心や日々の整え方を
見直すきっかけになるのかもしれません。
冷蔵庫の引き出しを閉めながら、
そんなことを思ったのでした。
𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸𓂃
分かっていても動けないとき、
心や体の余力が足りなくなっていることもあります。
「ちゃんと休む」ことが苦手なときについても、
こちらにまとめています。
投稿者プロフィール

最新の記事
日常2026年5月19日後回しにしていたこと
家族2026年5月18日「協力する」ということ
人間関係2026年5月16日自分はどんな力を持っているんだろう
人間関係2026年5月15日「好かれる人」にならなくても

