今日は少しゆっくりしよう。
そう思っていたはずなのに、気づけば洗濯を始めている。
空いた時間に仕事を片づける。
座っていると、「今のうちにこれをやっておこう」と次の用事を探す。
本当は疲れているし、休んだ方がいいことも分かっている。
それでも、何もしないでいると落ち着かない。
「こんなことをしていていいのかな」
「もっとやることがあるのに」
「みんな頑張っているのに」
そんな気持ちが出てくることがあります。
このページでは、休んでいても心が休まらない状態そのものではなく、休むことを自分に許しにくく、空いた時間まで何かで埋めてしまうことを中心に見ていきます。
休みたいのに、自分から予定を入れてしまうことがあります
忙しいから休めないこともあります。
けれど、時間ができても休めないこともあります。
予定のない午後。
仕事が少し早く終わった日。
家事がひと段落した時間。
せっかくできた余白なのに、
「今のうちに何かしておこう」と、また予定を入れてしまう。
休む時間ができても、自分でその時間を埋めてしまうことがあります。
座っていると、やることを探してしまう
少し休もうと座ったのに、
洗濯物が気になる。
メールを確認する。
部屋の片づけを始める。
明日の準備をする。
一つ終わると、また次にできることを探してしまう。
身体は疲れていても、「何もしない」という選択肢がなかなか残りません。
休むためにも、理由が必要になる
体調が悪ければ休める。
誰かに「今日は休んだ方がいい」と言われれば休める。
予定として休暇を取っていれば休める。
けれど、特に理由がない日に休むことには、どこか後ろめたさを感じることがあります。
「疲れたから少し休みたい」
それだけでは、自分に休む許可を出しにくいことがあります。
休むと罪悪感が出てくることがあります
休んでいると、
「まだやれるのでは」
「時間を無駄にしている気がする」
「こんなことをしていていいのかな」
と感じることがあります。
休んでいる時間そのものより、休んでいる自分をどう見ているのかが苦しさにつながっている場合もあります。
「何もしていない自分」が気になる
仕事をしている。
家事をしている。
誰かの役に立っている。
何かを終わらせている。
そんなときには安心できるのに、何もしていないと、自分の価値まで下がったように感じることがあります。
すると休息が、
「回復する時間」ではなく、
「何もしていない時間」として見えやすくなります。
自分だけ休むことに申し訳なさを感じる
家族は動いている。
職場の人は働いている。
周りにはもっと大変な人がいる。
そう思うと、
「自分だけ休んではいけない」という気持ちになることがあります。
罪悪感そのものが、休むこと以外の場面でも強く出てくる方はこちらも参考になさってください。
「休むのが苦手」と「心が休まらない」は少し違います
この二つは重なることがありますが、中心にあるものは違います。
このページで扱っているのは、
休む時間をつくらない。
空き時間にも何かをする。
休んでいると罪悪感が出る。
自分からまた動き始めてしまう。
という、休息を取ることそのものの難しさです。
一方、休む時間は取っているのに、
頭から仕事が離れない。
ずっと緊張している。
身体を横にしていても気持ちが休まらない。
ということが中心であれば、こちらのページが近くなります。
なぜ、休むことを自分に許しにくくなるのでしょうか
「やるべきことは終わってから休む」と考えてしまう
仕事。
家事。
人への連絡。
片づけ。
将来の準備。
やることを探せば、いくらでもあります。
そのため、
「全部終わったら休もう」と思っていると、休む時間はなかなか来ません。
休息を「余った時間にすること」にしていると、いつも最後へ追いやられてしまいます。
頑張っている状態の方が安心することもあります
何かをしていると、
「今日もちゃんとやっている」と思える。
一方、何もしていないと、自分だけ立ち止まっているように感じる。
そんな感覚があると、疲れていても動き続ける方が安心することがあります。
「ちゃんとしている自分」でいようとして力が抜けなくなることが中心の方はこちらをご覧ください。
休むことを「怠けること」のように感じる
休む。
さぼる。
怠ける。
これらが心の中で近いものになっていることがあります。
けれど、休息は「できるのにやらないこと」とは少し違います。
疲れた心や身体を回復させ、また日常を過ごすための時間でもあります。
頭では分かっていても、気持ちがそう思えないことがあるからこそ、「私は休むことをどう感じているのだろう」と見てみることが大切になります。
休むことを、予定の残り時間にしない
休息を、
「全部終わって、時間が余ったらするもの」にすると、なかなか休めません。
そこで、
「14時から30分は何もしない」
「昼食のあとだけは座る」
というように、休むことも予定の一つとして扱ってみる方法があります。
仕事や家事と同じように、休息にも時間を先に渡しておく。
最初は落ち着かなくても、「休む時間だから休んでいる」と思える方が、何もしないことへの罪悪感が少し小さくなる場合があります。
「休んでいい理由」を探さなくてもよい時間をつくる
疲労が限界だから。
体調が悪いから。
仕事を頑張ったから。
休む理由をいつも必要としていると、「まだ頑張れる」と思った日は休めなくなります。
休むことは、ご褒美だけではありません。
限界になる前に休むこともできます。
「今日は特別な理由はないけれど、少し休む」
そんな時間を小さく持つところから始めることもできます。
休んでいるときに罪悪感が出ても、すぐに動かなくていい
休もうとすると、
「何かした方がいい」という気持ちが出てくるかもしれません。
その気持ちをなくしてから休もうとしなくても構いません。
「今、休んでいることに少し罪悪感があるな」と気づきながら、それでもあと10分座ってみる。
罪悪感があることと、実際に動かなければならないことを、少し分けてみます。
すぐに「休むことが好き」になる必要はありません。
休んでも何も悪いことは起きなかった、という経験を少しずつ重ねることが、休息への感覚を変えていくこともあります。
カウンセリングでは「なぜ休めないのか」を一緒に整理します
休み方を知っているだけでは、休めるようにならないことがあります。
「休んだ方がいい」と分かっていてもできないなら、その人の中に、休むことを止めている何かがあるのかもしれません。
カウンセリングでは、
休もうとすると何を感じるのか。
何もしない自分をどう見ているのか。
いつも何を優先しているのか。
休むと、誰に対して申し訳ないと感じるのか。
どこまで頑張れば「もう休んでいい」と思えるのか。
具体的な日常の場面から、一緒に整理していきます。
「もっと上手に休まなければ」と、新しい課題を増やすことが目的ではありません。
休むことにも、自分の時間を使えるようになることを考えていきます。
休むことまで頑張らなくていいために
休みの日まで予定を詰める。
空き時間ができると家事をする。
何もしないでいると落ち着かなくなる。
その状態が長く続いていると、「休む」ということ自体が、自分には難しいものになっていることがあります。
けれど、休息まで完璧にできるようになる必要はありません。
今日は10分座れた。
一つやらずに残しておけた。
疲れたときに「休みたい」と気づけた。
そんな小さなところからでも始めることができます。
休むことに罪悪感があり、一人ではいつも動き続ける方へ戻ってしまうときには、その背景にある気持ちを一緒に整理していくこともできます。
ご相談は、心理カウンセラー柴垣友佳里がお受けしています。
個人カウンセリングは、90分 11,000円(税込)です。
対面・オンラインなど、ご希望に合わせてお受けしています。
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