近すぎて見えないもの

毎日通っている道なのに
どんな景色だったか思い出せないことがあります。
確かにそこを歩いているのに
どんな家が建っているのか
どんな花が咲いているのか
はっきりとは浮かんでこない。
人は、少し特別な場所や
意識して向かうものには目を向けます。
けれど
いつもそこにあるものや
日常の中にあるものには
思っている以上に意識を向けていないのかもしれません。
それはきっと
そこにあるのが当たり前になっているから。
でも、同じ景色でも
初めてそこを訪れた人の目には
新鮮で、興味深く映ることがあります。
何気ない道や
見慣れた風景の中にも
その人にとっては
豊かさや価値がたくさん含まれていることもあります。
そう思うと
私たちが見落としている中にも
すでに大切なものが含まれているのかもしれませんね。
ふと立ち止まってみると
何気ない道の中にも
やわらかな変化や静かな豊かさがあることに気づくことがあります。
特別に用意されたものではなく
ずっとそこにあったもの。
近すぎて見えなかっただけで
もしかすると
私たちはすでに持っているのかもしれません。
風景も物も人々も
少しだけ見方を変えるだけで
感じ方も変わっていくように思います。
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