言葉を探しているとき

この時期になると
外に出る前に窓を開けて
空気を確かめることがあります。

暖かそうに見えても
実際には少し肌寒かったりして
「今日はどれくらいがちょうどいいんだろう」と迷う。

そんな小さな調整を
私たちは日々、自然に繰り返しています。

人とのやりとりも
少し似ているところがあるのかもしれません。

大切な人に話しかけるとき
私たちは思っている以上に慎重になります。

言い方を考え
タイミングを見計らい
頭の中で何度も言葉を組み立て直す。

とくに相手が元気をなくしているときや
どこか孤独そうに見えるときは
「これでよかっただろうか」と迷いながら
一言一言を選ぶことになります。

外から見ると静かな時間でも
その内側では
案外たくさんの力を使っているものです。

ときどき
「何を言えばよかったのか分からなくて」と
自分を責めるように話される方に出会うことがあります。

けれど
言葉が出てこなかった時間や
考え続けた時間そのものに
その人の誠実さが表れていることもあると感じています。

うまく言えたかどうか。
正しい表現だったかどうか。

それも気になるものです。

でも、それ以上に
「どうにか届いてほしい」と
相手を思い続けた姿勢は

思っているよりも静かに
伝わっているのかもしれません。

言葉に迷う時間は
遠回りのようでいて
関係を大切にしようとした証でもあります。

そう考えると
少しだけ肩の力が抜ける気がします。


投稿者プロフィール

柴垣 友佳里
柴垣 友佳里くれたけ心理相談室(江南支部)心理カウンセラー
愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

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