ヒガンバナの記憶

秋の風に揺れる赤い花
ヒガンバナ。
別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」という響きには
どこか幻想的な美しさがあります。
でも私は、なぜか少しだけ
胸がざわつくような印象も持っていました。
美しいのに、どこかさみしさを感じてしまう。
その理由を探ってみると
小学生の頃に読んだ
『ごんぎつね』の挿絵にたどり着きました。
悲しみの行列のそばに
大きく描かれていた真っ赤なヒガンバナ。
その場面が
ずっと心の中に残っていたのです。
私たちの感覚って
気づかないうちに何かと結びついていることがあります。
花の色や香り、音、風景…
それらが過去の記憶と重なって
気づけばイメージがつくられている。
「理由はないけれど苦手」
「なぜかわからないけど惹かれる」
そういう感覚って
実は昔のどこかの記憶と
つながっているのかもしれません。
その背景に気づいたとき
ヒガンバナへの印象は少しやわらぎました。
完全には変わらなくても
ただ気づくだけで、
心の中に絡まっていた糸が少しほぐれるような感覚。
そんなふうに
自分の感じ方の背景に目を向けながら
これからの季節の散歩を
楽しんでみたいなと思います。
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