
やらなきゃいけないことは分かっている。
本当は、ちゃんと動きたい。
できることなら、前みたいに頑張りたい。
それなのに、身体が重い。
気持ちがついてこない。
始めようとしても、どこかで止まってしまう。
そんな状態になることはありませんか?
「やる気がないわけじゃない」
「怠けたいわけでもない」
それなのに動けないからこそ、苦しくなる。
以前の自分と比べて、
「どうして今はできないんだろう」と
焦ってしまうこともあるかもしれません。
けれど、気力が出ない時というのは、
心や身体が、すでにたくさんのエネルギーを使ってきた後なのかもしれません。
ここでは、
「頑張りたいのに気力が出ない感覚」について、
少しずつ整理していきます。
“やりたくない” のではなく、“動けない” 感覚になることがあります
頭では分かっているのに、身体がついてこない
やらなきゃ。
動かなきゃ。
このままではいけない。
そう思っているのに、身体が重く感じる。
始めようとしても、手が止まる。
考えているうちに、時間だけが過ぎていく。
そんな状態になることがあります。
これは、気持ちが弱いからとは限りません。
頭では動こうとしていても、
心や身体のエネルギーが足りなくなっている時、
人は思うように動けなくなることがあります。
休んでいるはずなのに、回復した感じがしない
少し休んだ。
寝た。
予定を減らした。
それなのに、あまり回復した感じがしない。
そんな時は、身体だけではなく、
心の奥に疲れが残っているのかもしれません。
休んでいる間も、
「早く戻らなきゃ」
「このままでいいのかな」
と考え続けていると、
心は本当の意味では休まりにくくなります。
▶ “ちゃんと休む” ことが苦手なとき
前の自分と比べて、焦ってしまう
以前はもっと動けていた。
もっと頑張れていた。
もっとちゃんとできていた。
そう思うほど、
今の自分が情けなく感じてしまうことがあります。
けれど、前と同じように動けない時には、
それだけ心や身体が疲れている理由があるのかもしれません。
できない自分を責める前に、
ここまで何を抱えてきたのか、を見ていくことも大切です。
▶ 自分を責めてしまうとき
何から始めればいいのか分からなくなる
やることが多い。
考えることも多い。
でも、どこから手をつければいいのか分からない。
そんな時、心の中は
すでにいっぱいになっていることがあります。
動けないのは、やる気がないからではなく、
目の前のことを整理する力まで
消耗しているからかもしれません。
気力が出ない時、心は止まっているのではなく、消耗していることがあります
ずっと気を張ってきた疲れが、あとから出てくることがあります
頑張っている最中は、
意外と動けてしまうことがあります。
気を張っているから。
やらなければいけないことがあるから。
周りに迷惑をかけたくないから。
その時は何とか動けても、
少し力が抜けた時に、
どっと疲れが出てくることがあります。
気力が出ないのは、
心が止まっているのではなく、
張りつめていたものが、
ようやく緩み始めている状態なのかもしれません。
“ちゃんとしなきゃ” が続きすぎていたのかもしれません
周囲に合わせる。
期待に応える。
迷惑をかけないようにする。
そうやって、長い間頑張り続けてきた人ほど、
自分の疲れに気づくのが遅くなることがあります。
「まだ大丈夫」
「これくらい普通」
「もっとできるはず」
そんなふうに自分を動かし続けているうちに、
心のエネルギーが少しずつ減っていくことがあります。
▶ ちゃんとしようとするほど、疲れてしまうとき
考え続けることで、動く力まで使ってしまうことがあります
どうすればいいんだろう。
このままで大丈夫なんだろうか。
何から変えればいいんだろう。
そうやって考え続けていると、
実際には何もしていないように見えても、
心はたくさんのエネルギーを使っています。
考えることは、必要な時もあります。
けれど、考え続ける時間が長くなると、
動くための力まで残らなくなることがあります。
▶ 考えすぎて疲れてしまうとき
頑張りたい気持ちがあるからこそ、苦しくなる
本当にどうでもよければ、
ここまで苦しくならないのかもしれません。
頑張りたい。
戻りたい。
ちゃんとしたい。
何とかしたい。
その気持ちがあるからこそ、
動けない今の自分との間に、
苦しさが生まれることがあります。
だからこそ、
「頑張りたいのに動けない」という状態は、
とてもつらいものなのだと思います。
「休めないこと」と「動きたいのに動けないこと」は少し違います
疲れているのに予定を入れたり、何もしていないと罪悪感が出たりして、自分から休む時間を取れないことがあります。
それは、「休むことを自分に許しにくい」という状態です。
一方、このページで中心にしているのは、
「やりたい気持ちはある」
「やらなければとも思っている」
「それなのに、始めるための力が出てこない」
という、意欲と行動するエネルギーがかみ合わない感覚です。
休むことそのものに罪悪感があり、空き時間にも何かをしてしまうことが中心の方はこちらをご覧ください。
今は、前の自分に戻るよりも大切なことがあるかもしれません
まずは、動けない理由を責めすぎないこと
気力が出ない時、
人はつい自分を責めてしまいます。
「もっと頑張らなきゃ」
「こんなことではだめだ」
「自分が弱いだけかもしれない」
けれど、本当に必要なのは、
さらに自分を追い込むことではない場合があります。
まずは、
「ここまで消耗していたのかもしれない」
と気づくこと。
そこから、少しずつ整理が始まることがあります。
“休む” と “何もできない” は、同じではありません
気力が出ない時、
休んでいる自分を「止まっている」と感じることがあります。
けれど、心や身体が疲れている時の休息は、
次に動くための大切な時間でもあります。
何も進んでいないように見える時間の中で、
心が少しずつ回復しようとしていることもあります。
今は、無理に前のペースへ戻そうとするより、
自分の状態を見つめ直すことが必要な時期なのかもしれません。
小さく動ける感覚を、少しずつ取り戻していく
いきなり大きく変えようとしなくても大丈夫です。
少しだけ片づける。
少しだけ外の空気を吸う。
少しだけ誰かと話す。
少しだけ予定を軽くする。
大きな一歩ではなく、
「これならできるかもしれない」と思える小さな動きから、
感覚が戻ってくることがあります。
焦って元に戻ろうとするより、
今の自分に合う歩幅を見つけていくことが大切です。
動きたいのに動けない状態が続くときは
頑張りたい気持ちはある。
やった方がいいことも分かっている。
それでも、なかなか始められない。
そんな状態が続くと、「自分の努力が足りないのでは」と考えてしまうことがあります。
けれど、動けなくなっているときには、
何に疲れているのか。
どこで力を使い続けてきたのか。
何を考え続けているのか。
今の自分には、どのくらいの力が残っているのか。
一度整理してみることもできます。
カウンセリングでは、「もっと頑張れるようになること」だけを目指すのではなく、今の自分に何が起きているのかを一緒に見ていきます。
「やりたいのにできない」というところからでも、お話しいただけます。
なお、気分の落ち込みが長く続いている、
以前楽しめていたことを楽しめない、
日常生活そのものが難しくなっている、
などの場合には、気力だけの問題として考えず、医療機関への相談も選択肢になります。
ご相談は、心理カウンセラー柴垣友佳里がお受けしています。
個人カウンセリングは、90分 11,000円(税込)です。
対面・オンラインなど、ご希望に合わせてお受けしています。
予約前に確認しておきたいことがある方は、お問い合わせフォームをご利用ください。
