冬が近づくと
心がふっと重たく感じられることがあります。

朝の冷たい空気や
日暮れの早さ
外の世界がしんと静まる感じ。

そのひとつひとつが重なって
心の動きがゆっくりになるのも
ある意味では自然なことなのかもしれません。

「気持ちがついてこない日が続いていて…」
そんな声を耳にすることが増える季節でもあります。

これを “心の不調” ととらえるより
季節とともに心のリズムが少し変わっているだけ
そんなふうに感じることもあります。

心が、冬の空のように
少し低く、少し遠くなるような感覚。

でもその変化の中で
いつもとは違う景色に気づけることもあるのですよね。

元気を取り戻そうと急がなくてもよくて
今の自分ができるペースのまま
小さな動作をひとつ選んでみる。

カーテンをほんの少し開けて光を入れてみたり
温かさを手のひらでゆっくり感じてみたり。

そんな “ひと呼吸” が
心がそっと動きはじめる入口になることがあります。

心は止まっているように見えても
実はいつも静かに動いていて
冬には冬のペースがあるのだと思います。

動きにくさは悪いことではなく
ただ、ゆっくりしているだけ。

そのリズムに寄り添ってあげることで
心はまた、少しずつ
あたたかさを取り戻していくのだと思います。

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投稿者プロフィール

柴垣 友佳里くれたけ心理相談室（江南支部）心理カウンセラー

愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

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