夫婦でいる、ということ

年末になると
何気ない家事の合間に
ふと夫婦のことを考える瞬間があります。

同じ空間にいるのに、
少し距離を感じるような気がする。

そんな感覚に
心当たりのある方もいるかもしれません。

夫婦関係は
長く続くほど、少しずつ複雑になります。

分かり合えている部分もあれば
いつの間にか触れなくなった話題もある。

それは、どちらかが悪いというより
関係を続けてきたからこそ
生まれてくるもののように思います。

夫婦関係の悩みは、
大きな出来事よりも
言葉にしそびれた小さな違和感から
始まることが多いように感じます。

期待していないつもりでも
心のどこかで
「分かってほしい」と願っていたり。

でも、それを口にするのは気恥ずかしくて
波風を立てたくなくて
そのまま胸にしまってしまうこともありますよね。

年末は
家族と過ごす時間が増える分
その距離の近さが
少し苦しく感じられることもあります。

「こんなことで悩むのはおかしいかな」
そう思って
気持ちを飲み込んでしまう方も少なくありません。

けれど
言葉にならない違和感も
心からの大切なサインです。

年末という節目は
無理に整理しなくてもいい時間。

ただ、自分の中にある気持ちに
そっと目を向けてみるだけでも
それで十分なのだと思います。

夫婦でいることは
分かり合おうとする努力を続けることでもあり

分かり合えない部分を抱えたまま
それでも一緒にいる選択を
重ねていくことでもあります。

その揺れも含めて、
とても人らしい関係なのだと感じています。

投稿者プロフィール

柴垣 友佳里
柴垣 友佳里くれたけ心理相談室(江南支部)心理カウンセラー
愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

予約をする(予約可能な日時を確認する)

柴垣 友佳里のカウンセリングのご予約確認(24時間対応) ※お電話によるご予約は、 電話による予約方法(フリーダイヤル)でご確認ください。

コメントはお気軽にどうぞ