帰省が近づく心の揺れ

年末の帰省が近づいてくるこの頃
胸の奥が少し波が立つこと、ありませんか?

気が重くなる人もいれば
なんとなくそわそわする人もいる。

帰りたい気持ちと
ちょっとしんどい気持ちが混ざり合うのは
この時期ならではの心の揺れかもしれませんね。

迎える側にも
小さなため息があります。

食事の支度、布団の用意、家の段取り…。

家族が協力してくれるところもあるけれど
「結局わたしが見ないと…」という気持ちが
肩にのしかかることもあります。

ただ、こうした "しんどさ” は、
マイナスな面だけがあるわけではないのですよね。

年末に家族が集まるということは
そのたびに小さな物語が積み重なっていくということ。

その瞬間だけを切り取れば
たしかに疲れるイベントのように見えるかもしれません。

でも、時間がたつほどに
思い出の宝物へと形を変えていくことも多いのです。

子どもたちは覚えています。

にぎやかな食卓の風景
大人たちの笑い声
布団がずらっと並ぶあの感じ。

そういった記憶が
「自分には帰れる場所がある」という
心の土台になっていきます。

だから
しんどさを感じる自分がいてもいいし
「この時間が、未来の誰かの心を潤す宝物になるかもしれない」
そんなふうに思ってみてもいい。

その両方を抱えながら、
自分のペースでこの季節を迎えていけたら素敵ですよね。

慣習だから続けているように見えても
実は私たちは、未来の誰かに
あたたかな思い出という贈り物を
手渡しているのかもしれません。

投稿者プロフィール

柴垣 友佳里
柴垣 友佳里くれたけ心理相談室(江南支部)心理カウンセラー
愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

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