気持ちの根っこ
柴垣 友佳里
なにげなくSNSを見ていて
誰かの投稿に
ちょっと引っかかってしまう。
「そんな書き方しなくても」とか
「それって正しいのかな」とか
小さな違和感が
心に波紋を残すことがあります。
そういうときって
ただ相手にモヤっとしてるんじゃなくて
自分の中の "こうありたい” が
反応してるのかもしれません。
そして、その "こうありたい" は
ときどき自分自身にも
向かってしまうことがあります。
うまくできなかった日
「私ってなんでこんななんだろう」と落ち込む。
でも本当は
「もっと優しくしてほしかった」
「ちゃんと見てほしかった」
という声がそこにあるのかもしれません。
人を否定したくなるときも
自分を責めたくなるときも
心の奥には
小さな願いや想いが息づいている気がします。
その声はあまりに静かで
聞き逃してしまいがちだけど
ほんの少し
気持ちに余白ができたとき
"もしかして、本当はこう言いたかったのかも？"
って気づくこともあるんですよね。
慌ただしい一日の中で
ほんの数秒でいいから
そんなふうに
心の声に耳をすませてみる瞬間が
あってもいいのかもしれませんね。
今日も、どうぞ
心地よい一日になりますように。
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