シンプルな伝え方

「もう靴履いて!早く行くよ!
なんでまだ座ってるの!」
こんなふうに
朝の支度で思わず声を荒げてしまったこと
ありませんか?
わたしは、何度もあります(^^;
でも、もしかしたら彼は
いくつものことを
同時に頭に入れてこなすのが
ちょっと難しかっただけかもしれません。
朝はどうしても
バタバタしてしまって
つい「早くして」と言いたくなりますよね。
それってきっと
私たち大人の頭の中では
"今何をすべきか" がもう見えていて
順序も自然と
組み立てられているからかもしれません。
でも子どもにとっては
「早くして」だけでは
何をどうすればいいのかが
ちょっとわかりにくい。
たとえば「靴を履こう」と
今してほしいことだけを伝える方が
スッと届くこともあるように思います。
もちろん、どの子にも
これが当てはまるわけではなく
まだ幼い子や
いくつかのことを一度に処理するのが
少し苦手なタイプの子にとっては
「ひとつずつ」「シンプルに」の方が
安心して動けることがあります。
そして
言葉の順番も大切だったりします。
「歯を磨いて、もう寝るよ」と言うか
「もう寝るよ、歯を磨いて」と言うかで
子どもの頭に残るフレーズが
ちがってきたりもするのです。
"わかってない" のではなくて
"わかる仕組みが違うだけ" だと思えたら
伝え方を工夫することも
ちょっと面白く
感じられるかもしれませんね。
うまくいかない朝があっても
それはきっと
お互いがまだ手探りなだけ。
そんなふうに思えたら
少しだけ気持ちが
ラクになるような気がしませんか?
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