正直でいるということ

自分に正直でいるって
思っているより難しいものですね。
たとえば誰かに相談されたとき
正直に答えたら
相手を落ち込ませてしまうかもしれない
そんな思いから
つい無難な言葉を
選んでしまうことがあります。
そしてあとになって
"あれでよかったのかな"
"私の正直さはどこへ行った?"
と心に引っかかる。
同じような経験をされた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
正直さを
"思ったことをそのまま口にすること"
ととらえると
時には相手を
傷つけてしまうこともあります。
けれど反対に
本音を抑えすぎると
自分の心に違和感や物足りなさが残ってしまう。
その加減は
まるで料理の調味料のように
ちょうどよい味わいを探りながら差し出す
微細なバランスかもしれません。
それでも、ときには
「ここは正直でいたい」と思う瞬間があります。
相手にとって
耳が痛い言葉だと分かっていても
それを伝えることが大切だと感じるとき。
正直さは一方的なものではなく
相手を想う気持ちと一緒に
生まれてくるもののように思います。
だからこそ
これからも
自分の気持ちも
相手の気持ちも
どちらも大切にしながら
できるかぎり
自分に正直でありたいと思うのです。
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