「はっきりしてよ」って
昔はよく思っていた気がします。

イエスかノーか。
好きか嫌いか。
白か黒か。

どっちつかずの曖昧さが
なにより苦手だったように思います。

でも、大人になると
不思議ですね。

あいまいであることの意味や
そこに含まれる優しさに
気づけるようになってきました。

雨か晴れか分からない空模様の日。
予定は立てにくけれど
どこか風情があって
不確かさにワクワクを感じることもあります。

人との関係も
すべてを言葉にしなくても伝わることがあったり
分からないまま大切にしている想いがあったり。

はっきりさせた方が楽なときもあるけれど
なんでも割り切ろうとすると
無理に切り落としてしまうものもあるのかもしれません。

グレーには
たくさんの色味がありますね。

青みがかったもの
ほのかに茶色が混じったもの。

それぞれに
微妙なちがいや豊かさがあります。

それを感じられるのは
物事や人の心の「余白」を
受け入れられるようになってきたからかな
なんて思ったりしています。

はっきりしないことの中にこそ
人生の面白さや深みが
宿っていることもあるのかもしれませんね。

投稿者プロフィール

柴垣 友佳里くれたけ心理相談室（江南支部）心理カウンセラー

愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

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