心の余白づくり
柴垣 友佳里
「もう限界かも…」
そんなふうに感じるとき
「どうにか踏んばらなきゃ」
と思ってしまうこと、ありますよね。
でも、ほんの少し立ち止まって
自分が抱えているすべてのことを
そっと見つめ直してみるのも
ひとつの方法かもしれません。
「自分がやらなきゃ」
「やるべき」
「やりたい」
そう思っていることを
一度、静かに精査してみる。
本当に「今すぐ」「 毎日」「近いうちに」
必要なことなのか？
無理にでもやらなきゃと感じているのは
なぜなのか？
それは心からやりたいこと？
そう思い込んでいるだけ？
手放してみたら
「なーんだ、やらなくても大丈夫だった」
と思えることもあります。
心に余白ができて
呼吸がしやすくなって
かえって前より
うまく回りはじめることがあったり。
そして、逆のパターンもあります。
一度やめてみたことで
「やっぱり私はこれを大切にしたい！」
と気づけることも。
そのとき、もう一度
それを手に取ったとき
前よりもずっと軽やかに
進んでいけるかもしれません。
手を止めることは弱さではなく
今の自分にとって
”ちょうどいい” を選び取るしなやかな強さ。
自分に少し優しくするだけで
張りつめていた何かが
すっとほどけていくのではないでしょうか。
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