当たり前の力

「料理、全然ダメで…」と話す知人がいます。
手際は悪いし
味もなんだか決まらないし
映える盛りつけもできないし
と、彼女は笑います。
でも出してくれるのは
冷蔵庫にあるものでササっと整えられた
冷やしそうめんや卵豆腐
ポテトサラダなど。
気取ることも
奇をてらうこともなく
自然体のまま。
「よかったら食べてね」と
差し出されるその料理から
優しい気持ちが伝わってきます。
これって誰にでもできそうでいて
実はなかなかできないこと。
それは
日々をていねいに生きている人の
さりげない強みかもしれません。
自分には何もない、と感じるとき
"特別じゃないから"
"こんなこと、誰にでもできるし"
そう思ってしまうこともあります。
でも、誰にでもできることを
"毎日ていねいに続けている" って
実は、誰にでもできることじゃないですよね。
水辺の近くで育った人が
水のありがたさに気づきにくいように
自分がもっているものの価値って
他者の視点でしか
見えないこともあります。
だから時々は
自分のふだんを誰かの目で見てみる。
そうすると
「なんだ、けっこう私、もってるじゃん」
と、気づけたりするのかもしれません。
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