ためらいの先

「無理無理!絶対ムリ」
そう口にしてしまうとき
本当は自分の中で、何を感じているのでしょう。
もちろん、心からやりたくない時にも
「無理!」という言葉は出てきます。
でも時には、その「無理」の奥に
小さな「やってみたい」が隠れていることもあります。
たとえば私はサッカー観戦は好きですが
「プロのサッカー選手になりたい」
と思ったことは一度もありません。
それは、自分がプレーする姿を
想像することすらなかったから。
「やりたい」という気持ちが
そもそもなかったのだと思います。
だから「無理かどうか」という考えすら
頭に浮かばなかったんですよね。
けれど
「ちょっと気になるな…」とか
「できたらいいな…」と思うものに対しては
なぜか先に「無理」が浮かんでくることがあります。
失敗したらどうしよう。
人に笑われたら恥ずかしい。
私には向いてないかもしれない…
そんな内なる会議が始まって
「無理」というラベルを貼って
心にフタをしてしまうことがあります。
もしかしたら
過去の失敗や、恥ずかしい記憶が
無意識のうちにブレーキをかけているのかもしれません。
だったら、いきなり
大ジャンプしようとしなくていい。
まずは10分だけ。
まずは一人でこっそり。
まずは誰かのまねから。
そんな「小さな始まり」こそ
本当の気持ちとつながる
大切な一歩になるのだと思います。
最初からうまくいかなくて当たり前。
そのことを知っているだけで
心はずいぶんラクになるものです。
「無理」って思うその気持ち
もしかしたらそれは
「やってみたい」という隠れたサインかもしれません。
どうぞ自分の心の声に
そっと耳をすませてみてくださいね。
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