実りのとき(くれたけ#258)

【2025年9月のお題-1】
実りの秋。
今までの人生の中で
自分の”実り”を感じた瞬間を教えてください。
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「いよいよ秋だなぁ」と思うと同時に
自分の人生の実りにも想いを重ねます。
なにか功績や
賞状があるわけではないけれど
日々のささやかな場面に
確かな実りを感じることがあります。
若い頃は
ちょっとした一言にすぐ落ち込んだり
人間関係に振り回されて
まだ青い果実のように
苦みを抱えることが多かったものです。
でも年齢を重ねるにつれて
同じ言葉を聞いても
"まぁそんなこともあるか" と
受け止められる自分がいる。
苦みや酸味がつよかった実が
だんだん甘みをまとってきたような感覚です。
毎日の生活の中で
失敗して恥をかいたり
誰かに助けられたり
ときには誰かを助けることもあったり。
そうした小さな体験の積み重ねが
果実に少しずつ
色をのせてくれていたのだと思います。
ミカンの木からリンゴはならないように
人もまた生まれながらに
自分らしさという種をもっていて
そこにどんな水をもらい
どんな日差しを浴びるかで
少しずつ実りの味わいが育っていく。
私自身の実りは、まだこれからも続く
…と思いたいです(笑)
これから先の過程を楽しみにしながら
また一歩ずつ
歩んでいきたいと思っています。
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