暮らしの舵を取る

夕方のスーパーで
「今日はカレーにしようかな」
「いや、焼き魚もいいな」なんて
カゴを押しながら迷っているとき。
たかが晩ごはんのメニュー選び…
でも、そんな何気ない選択にも
"自分で決める" という力が
ちゃんと宿っている気がします。
「誰かが決めてくれたらラクなのに」
と思うときもあるけれど
自分で決めた、と思える瞬間って
心が少しだけピシッとしますよね。
あれはきっと
自分の人生をちゃんと
引き受けてる感覚なのかもしれません。
学生時代、ある友人が言っていました。
「経済的にはまた親に頼っているけれど
進路は自分で決めたし
自分のことは自分で選んでいるつもり」
そのときは「へぇ」と聞いていたけれど
今になって、その言葉の意味がよく分かります。
"自分で選択している" と感じられること。
それは自分を支える
大きな柱になるのかもしれません。
逆に、収入があって自立しているように見えても
人の顔色ばかり気にして
自分のことが分からなくなるときもあります。
「自立」や「自律」って
ちょっと堅い言葉だけれど
自分の価値観や考えにしたがって
感情に流されすぎずに判断してみること。
それなら、今日からでも
今この瞬間からでも始められます。
なんとなく一日を過ごすのも悪くないけれど
ときどき、自分の心に問いかけてみる。
「本当は今、どうしたい?」
そんなふうに
日々の小さな選択を
自分の感覚で一つずつ選び取っていくこと。
それが、じわじわと
自分を育ててくれるように思います。
自分の足で立ちながら、人と助け合っていく。
そのバランスを、無理なく気持ちよく
保っていけたらいいですね。
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