自分の足で立つということ

スーパーで買い物をしていて
「今日はカレーにしよう」と決める。

そんな小さな選択の一つにも
実は自分を支える力が
宿っているのかもしれません。

誰かに背中を押してもらったり
助けてもらったりしながら
暮らしている私たちですが

それでも
"自分の意思で動いている"
と思える瞬間は
心に確かな手ごたえをくれるものですね。

学生の頃
親から仕送りを受けながら生活していた友人が
「それでも自分の人生は自分で歩いているって思いたい」
と話していたことがあります。

経済的に支えられていても
自分で進路を選び
日々を決めていく姿は
たしかに自分の足で立っているように見えました。

反対に収入があっても
人の顔色を見てばかりで自分で決められない
と感じるときは
どこか不安定なものです。

「自立」と聞くと、どうしても
お金や住まいといった
条件を思い浮かべがちですが

本当に大切なのは
"自分の気持ちや選択を自分で引き受けている"
という感覚なのかもしれません。

何を食べるか
どこへ行くか
今日はどう過ごすか

そんな日常の小さなことも
自分の心にそって選ぶことができたなら

それがやがて
自分を支える柱になっていくのではないでしょうか。

支え合いながらも、自分で立つ。

その両方があるからこそ
安心して暮らしていけるような気がします。

投稿者プロフィール

柴垣 友佳里
柴垣 友佳里くれたけ心理相談室(江南支部)心理カウンセラー
愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

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