考え続ける力

たとえば
「過去のことはもう忘れなよ」とか
「まずは自分を大切に」などの言葉。

たしかに
どちらも大切なことのように思います。

でも、なんとなく胸に引っかかって
すぐにはうなずけないときもあったりしませんか?

"たしかにそうだな" と思う反面
自分の中にはまだ
整理しきれない気持ちがあって
ふと立ち止まってしまうような感じ。

そんなとき
"自分ってへそ曲がりなのかな" と
少し気後れしてしまうことも。

けれど
すぐにうなずけないというのは
それだけ真剣に向き合っている
ということでもあるように思うのです。

周りがすんなり
受け入れているようなことでも
立ち止まって
いろんな角度から見てみたくなる。

理屈っぽいとか
こじらせてるとか
そんなふうに言われることがあったとしても

その裏側には
自分なりに理解したいという
誠実な意志があるような気がします。

時間をかけてじっくり考え抜いた末に
"やっぱりこれは大事なことかもしれない" と
心が動く瞬間がくる。

そのときにはもう
言葉の表面ではなく
自分の深いところとつながっている。

たとえ遠回りに見えても
そうして出会ったものは

自分の中にゆっくりと根を張って

静かに、でもたしかに
息づいていくように思います。

投稿者プロフィール

柴垣 友佳里
柴垣 友佳里くれたけ心理相談室(江南支部)心理カウンセラー
愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

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