考え続ける力

たとえば
「過去のことはもう忘れなよ」とか
「まずは自分を大切に」などの言葉。
たしかに
どちらも大切なことのように思います。
でも、なんとなく胸に引っかかって
すぐにはうなずけないときもあったりしませんか?
"たしかにそうだな" と思う反面
自分の中にはまだ
整理しきれない気持ちがあって
ふと立ち止まってしまうような感じ。
そんなとき
"自分ってへそ曲がりなのかな" と
少し気後れしてしまうことも。
けれど
すぐにうなずけないというのは
それだけ真剣に向き合っている
ということでもあるように思うのです。
周りがすんなり
受け入れているようなことでも
立ち止まって
いろんな角度から見てみたくなる。
理屈っぽいとか
こじらせてるとか
そんなふうに言われることがあったとしても
その裏側には
自分なりに理解したいという
誠実な意志があるような気がします。
時間をかけてじっくり考え抜いた末に
"やっぱりこれは大事なことかもしれない" と
心が動く瞬間がくる。
そのときにはもう
言葉の表面ではなく
自分の深いところとつながっている。
たとえ遠回りに見えても
そうして出会ったものは
自分の中にゆっくりと根を張って
静かに、でもたしかに
息づいていくように思います。
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