優しい循環
柴垣 友佳里
「苦手を克服しなきゃ」
「もっと完璧にできるようにしないと」
そんなふうに
自分の短所にばかり
目がいってしまうことがありますね。
私も先日
苦手なことが頭から離れず
「ちゃんとしなきゃ」と反省ばかりしていました。
でもそのとき
人から言われたのです。
「あなたの得意なところを
もっと前面に出す方がいいよ」と。
ああ、そうだった。
つい忘れがちだけれど
人にはそれぞれ
"自然にできること" や
"得意なこと" が
ちゃんとあるんですよね。
心理学に【自己効力感】
という言葉があります。
「できた」という体験が自信になり
次の行動への力になるという考え方です。
だからこそ
長所を活かすことは
自分の中に
追い風を吹きこむようなものなのかもしれません。
欠点ばかり直そうとすると
自分に「✕」 をつけ続けてしまい
しんどくなってしまうことも。
でも、得意なことに取り組んで
「◎」や「○」が少しずつ増えていくと
自己肯定感が育っていきます。
「できない」よりも
「これならできるかも」に目を向けることで
心にも、体にも優しい
循環が始まるのかもしれませんね。
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