見える心と見えない心
柴垣 友佳里
人って不思議なもので
いつも威張っている人が
実は不安を隠していたり
いつも明るく笑っている人が
深い悲しみを
抱えていたりすることがあります。
冷たそうに見える人が
実は自分がかけた一言を
大事にしてくれていたり
攻撃的に見える人が
不器用な愛を伝えようとしていたり。
それに気づいたとき
人間の奥深さに触れるようで
少し感動することもありますね。
でも他人のすべてを知ることは
ほとんど不可能。
その人自身になって
その心を実際に体験でもしない限り
本当には分からないものです。
だからこそ
相手の中にまだ【見えぬ世界】が
あるのだと
そう心に留めておくと
気持ちが少し楽になるように思います。
相手の新たな一面を発見すると
驚きや喜び
そして豊かさを感じたりします。
人の心の
見えるところと見えないところ
その両方を楽しむ心のゆとりを
もってみると
毎日がまた
少しずつ楽しく
そして豊かになっていくかもしれませんね。
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