うまく話せなくても

人前で話すとき
どうしてあんなに緊張してしまうのでしょう。

小学校の自己紹介や
大人になってからのスピーチ。

声がうわずったり
言葉が詰まったりすると
あの「穴があったら入りたい」という気持ちが顔を出します。

ふと思い出すのは、子どものころの練習風景です。

家の居間で
イントネーションを変えてみたり
一人漫才のようにしてみたり。

意外と楽しくて
笑いながら練習していました。

懐かしい思い出です。

人は「失敗してもいい」と思えるときは
けっこうのびのびと話せるもの。

でも「絶対に失敗できない」と思った瞬間
心も言葉もかたまってしまう。

仕事や本番では
特にその緊張感が重くのしかかります。

けれど、その「絶対に失敗できない」という
プレッシャーを作っているのは
案外、自分自身なのかもしれません。

最近では、オンライン会議も
すっかり日常になりました。

けれど私は、むしろ
リアルの場よりも緊張することがあります。

画面の向こうにいる人たちの
視線を想像しつつ
自分はカメラに映されていて
表情や声が拡大されているような気がしたり。

相手はそこに見えているのに
どこか遠い。

バーチャルだからこその独特の距離感が
妙なプレッシャーを生むのかもしれません。

リアルでもオンラインでも
きっと多くの人にとって
人前で話す緊張はとても自然なことなのでしょう。

場数を踏んだからといって
それがゼロになるわけではないかもしれないけれど

"こんな自分も普通" と受け止めてみると
肩の力が少し抜ける気がします。

投稿者プロフィール

柴垣 友佳里
柴垣 友佳里くれたけ心理相談室(江南支部)心理カウンセラー
愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。
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