見えない力に支えられ（くれたけ＃249）
柴垣 友佳里
【2025年４月のお題-2】（くれたけ＃249）
～誰かに「ありがとう」を伝えて下さい～
家族が突然、病気を発症し
緊急処置と入院が必要になりました。
初めてのER
初めての緊迫した医療現場。
慌ただしく動く医師や
看護師さんたちの姿に
胸がいっぱいになり
命に向き合う毎日を生きる方々に
頭が下がる思いでした。
幸いなことに
経過も安定し
あとはこの先
順調に回復の道をたどっていくことを
静かに願うばかりです。
そんな中でふと
心に浮かんだことがありました。
普段ついそっけなくしたり
強い言葉を投げかけてしまうのは
きっと「大丈夫」と信じて
疑わないからなんだな、と。
元気でいることを
あたりまえのように思っていたことに
気づかされました。
家族って
いてくれるのが当然じゃないんですね。
いつもそばにいる存在が
本当はどれほどかけがえのないものか
胸にじんわり広がっていきました。
いざというとき
言葉にしなくても
そっと心を寄せてくれる。
目には見えないけれど
確かな絆がここにあるんだと思えました。
“縁あって家族になった”
その不思議な巡り合わせに
あらためて
ありがとうを伝えたくなりました。
なんだかんだあるけれど
やっぱり家族っていいものですね。
これからも
「ありがとう」を心にのせて
そっと届けていきたいと思います。
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