等身大の優しさ

朝の天気予報を見ながら
「今日は上着いるかな?」と迷う季節になりました。
昼間はまだ汗ばむこともあるのに
帰り道はひんやり。
服装選びひとつでさえ、つい正解を探したくなる
そんな時期ですね。
人間関係も、どこか似ているなと思うことがあります。
誰かに優しくしたい、役に立ちたい
と願うときほど
どんな温度で関わるのが正解なんだろう
と迷ってしまう。
喜んでもらえたらいいな。
がっかりされたくないな。
できれば、いい人だと思われたいな。
そんな思いが同時に
胸の中に並ぶことって、ありますよね。
私は以前、その中に少しでも打算が混じると
落ち込んでいました。
でも、たくさんの人の心に触れる中で
少しずつ見方が変わっていきました。
人のためにしたい気持ちも
認められたい気持ちも
どちらも人間らしい自然な感情。
純粋さだけで生きられるのは理想かもしれない。
でも、現実の私たちの心は
もっと複雑で
もっと等身大で
そしてときに不器用。
だから、どれかを
否定する必要はないのかもしれません。
どんな気持ちが出てきても
「そんな私もいるよね」と
気づいてあげることが大切なんじゃないかなと思います。
完璧じゃなくたっていいし
揺れたっていい。
それぞれのペースで、できる優しさを差し出せたら
それで十分ですよね。
人のためにしたことが
自分の喜びへとつながっていく。
それはきっと
とても健やかな循環のように思います。
投稿者プロフィール

予約をする(予約可能な日時を確認する)
柴垣 友佳里のカウンセリングのご予約確認(24時間対応) ※お電話によるご予約は、 電話による予約方法(フリーダイヤル)でご確認ください。






