叱る勇気

子どもの頃
「ちょっと座りなさい」と呼ばれて
長いお説教を受けた記憶、ありませんか?
足はしびれるし
耳に痛い話ばかりで
「早く終わってほしい」と時計ばかり見ていた…
そんな体験
一度はあるのではないでしょうか。
「叱る」という言葉には
どうしても苦い印象がつきまといますね。
けれど不思議なことに
大人になって叱る側になってみると
景色が変わる気がします。
本当は好きで叱っているわけではない。
むしろしんどくて、できれば避けたい。
それでも大事な相手だからこそ
あえて言葉を選んで伝える。
ときには嫌われる覚悟さえして。
立場が変わって
初めて分かることって多いような気がします。
親になって
上司になって
後輩を持って
"あのとき叱ってくれたのは
こんな思いだったんだ" と
胸に響く瞬間があります。
叱られたそのときは
素直に受け取れなくても
時間が経ち
自分が成長したあとで
あの言葉は自分のためだったと気づく日がくる。
そのとき初めて
叱るという行為が
ありがたい贈り物に変わるのかもしれませんね。
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