犬山祭の春

四月に入ると思います。
“あ、今年も犬山祭の季節だな” と。
以前訪れたときの記憶が
ふわりとよみがえります。
車山がゆっくりと
城下町を進んでいく姿
からくり人形の動きに
思わず息をのんだこと
夜になると提灯が灯され
桜の花が浮かび上がるように見えたこと。
どこか夢の中のようなあの光景は
時が経っても
強烈に心に残っています。
「また行きたいな」と思いながら
予定が合わずに
見送る年もあるけれど
行かない年も
その気配は感じます。
お囃子の音や
人の流れが
すぐそこにあるような。
今年も変わらず行われていると思うだけで
なんだかほっとします。
犬山祭は
遠くの誰かの楽しみではなく
すぐ隣にある
身近な誇りのような存在なのかもしれません。
思い出の中にある光景が
今まさに繰り広げられていることを
心の中で楽しみつつ
今年も春を感じています。
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