言葉がけの工夫

子どもに
「なんで〇〇しないの!」と
つい強めの口調で言ってしまうこと
ありますよね。

こちらは急いでいるのに
片付けずに遊んでいたり
約束を守らなかったり。

そんな場面でイラッとすると
言葉につい感情が
まるごと乗っかってしまうものです。

そんなときに
「だって△△だから」と
子どもが正直に理由を返してきたら
さらにカチンときてしまうことも。

こちらの言葉に対して
正面から応じてくるのだから

本当は「素直でいいね」と
思ってあげられたらいいのに
なかなかそうはなりません。

それもそのはず。

本当に言いたかったのは
「理由を知りたい」ではなく

「思い通りに動いてほしい」という
気持ちだったりするんですよね。

つい口をついて出た言葉に
そうした本音が隠れていることは
案外多いのではないでしょうか。

でも、子どもは敏感です。

こちらのイライラを感じ取ると
それを受け止めきれずに
反発したり
逆に萎縮してしまったり。

もし本当に
"〇〇できるようになってほしい"
と願うなら

「〇〇しないのは何か理由があるのかな?」と
心から知ろうとする気持ちで
聞いてみるといいかもしれませんね。

または
「どうしたら〇〇できるかな?」と
一緒に考える形で
問いかけてみるのもおすすめです。

感情にまかせて発した言葉が
意図しない方向に伝わってしまうことは
親子に限らずよくあること。

けれど
ちょっと立ち止まって
"自分は本当は何を伝えたかったんだろう?"
と考えてみると

親子の間のやりとりが
少しずつ変わっていくかもしれません。

投稿者プロフィール

柴垣 友佳里
柴垣 友佳里くれたけ心理相談室(江南支部)心理カウンセラー
愛知県の江南市を拠点に、犬山市・小牧市・一宮市などで、対面カウンセリングやオンラインカウンセリングをさせていただいています。

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