心の選択
自分の子育てや
教員をしていた頃の
経験を振り返ると
子どもたちの心の発達が
とても微笑ましく
頼もしく感じたことが
思い出されます。
幼い頃は
身体が心地よいかどうかが中心で
なぜ機嫌が悪いのか
子ども本人もよく分からなかったり
まだ言葉にできなかったりするので
周りの大人が察して
ケアしてあげることが
必要になってきます。
少し大きくなってくると
好きか嫌いかの
自己主張ができるようになり
大人からすると
ちょっと困ってしまうこともあるけれど
その子の個性を感じながら
見守ることも増えてきます。
さらに成長してくると
自分にとって損か得かを
考えられるようになり
自分を守ったり
他人を思いやったり
どうしたら
お互いのためによいのかも
考えられるようになってきます。
それらの過程を経て
大人になってから
より感じるようになるのは
愛や善といったものかもしれません。
それら全ての心は
大人になっても
変わらず自分の中にあって
どれが正しくて
どれは間違っている
というものでもないように思います。
日々の暮らしの中で
その瞬間 瞬間を
自分の中にある
どの心で受け止めていくか
その連続のような気がします。
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