
冬になると、「心が動かない」「気持ちがついてこない」と感じる日が増えることがあります。
それは決して“怠け”ではなく、季節とともに体と心のリズムが変化しているだけ。
朝の冷たい空気、日暮れの早さ、世界が静まる感じ──
その全部が、心のペースを自然とゆっくりにしていきます。
冬に心が動きにくくなる理由(身体 × 心の反応)
冬は、
・身体のエネルギー消費が低下する
・日照時間が短くなりホルモンバランスが変化する
・心が“守り”に入りやすくなる
という三つの変化が重なります。
そのため、行動量が減ったり、気力が湧かないのは、とても自然なこと。
「やる気がない」のではなく、季節に合わせて心が冬モードに切り替わっているだけなのです。
ゆっくり回復していく “小さな順番”
心を大きく動かそうとする必要はありません。
大切なのは、今の自分の歩幅に合う、小さな動作をひとつ選ぶこと。
① 光を少しだけ取り入れる
朝、カーテンをほんの数センチだけ開ける。
手のひらに冬の光が当たるだけで、心の糸が少し緩むことがあります。
② 温かいものに触れてみる
白湯でも、あたたかいスープでも。
“温度”は、心を静かに内側からほぐす力があります。
③ できることを「ひとつだけ」にする
全部をこなそうとしなくて大丈夫。
今日は“ひとつできたら良い日”というくらいでちょうどいいこともあります。
心は止まっているように見えても、いつも静かに動いています。
冬には冬のペースがあり、そのリズムに寄り添うことで、またゆっくりとあたたかさが戻ってきます。
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