言いたくないのに、ぶつけてしまう。

ほどけない思いが、心に残っていることもあります
夫婦のあいだには、他の誰にも分からないような感情の積み重ねがあります。ほんのひとことに傷ついたり、何気ない態度に心がざわついたり。
そのたびに、「もう分かり合えないのかな…」と胸がぎゅっと苦しくなることもあるかもしれません。
本当はわかりたいし、分かってほしい。
けれど、過去の出来事や言葉が心に残っていると、気持ちを素直に伝えることが難しくなっていくこともあります。
そんな日々の中で感じている「やるせなさ」や「もどかしさ」、あなたが抱えているそのままの想いに、まずはそっと耳を傾けたいと思っています。
感情に気づくことが、変化への第一歩になることも
もつれてしまった感情には、言葉にならなかった想いや、伝えることができなかった願いが隠れていることがあります。
たとえば、「もっと大事にしてほしかった」とか、「本当は甘えたかった」など、小さな本音に気づいたとき、心の奥にあった優しさがふっと顔を出すことがあります。
少し立ち止まって、自分の気持ちを見つめてみる。そして、相手の背景やタイミングにも目を向けてみる。
そんな一つひとつの気づきが、ふたりの関係をやわらかくほぐしていく力になります。
焦らなくて大丈夫。ご自身のペースで、ゆっくり向き合っていけたら、それだけでじゅうぶん意味のある歩みです。
感情のもつれに、やさしく光をあてる時間
心理カウンセリングでは、今の気持ちを丁寧にすくい上げながら、ふたりの間に生まれた感情のもつれを少しずつ解きほぐしていきます。
過去に起きた出来事や、繰り返されるやりとりを通して、ご自身の感情の流れやパターンに気づくことができると、「なるほど」と思える瞬間が生まれることもあります。
カウンセリングは、安心して感情を出せる場所。
一人で抱えきれなくなった思いを、誰かと一緒に整理していくことで、心がやわらぎ、夫婦の関係にもあたたかい風が通るような感覚が生まれるかもしれません。
そのお手伝いができたら、私はとても嬉しく思います。