今は「立ち止まる」時間。でも、その先にはちゃんと道が続いています。
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不登校の背景には、さまざまな気持ちがあります
子どもが学校に行かなくなる理由は、一つではありません。
「朝になると体が動かない」「学校の雰囲気が合わない」「友達との関係がうまくいかない」——そうした表面的な理由の奥には、不安や緊張、無力感や疲れなど、さまざまな気持ちが潜んでいます。
子ども自身も「どうして行けないのかわからない」と感じていることもあります。不登校の背景には、その子なりの物語があります。
大切なのは、「学校に戻すこと」よりも、まず「今、どんな気持ちでいるのか」に寄り添うことかもしれません。
親としてできることは何?
不登校の子どもを前に、親として「どう接したらいいのか」と悩むこともあるかもしれませんね。
「無理にでも行かせるべき?」「このままで大丈夫?」——そんな不安が募るのは、親御さんが子どもを大切に思うからこそです。
ですが、不安から焦って「なんとかしなきゃ」と思うほど、子どもにはプレッシャーがかかることも。大切なのは、今すぐ「解決」しようとするのではなく、「この子は大丈夫」と信じることです。
安心できる居場所があると感じられることで、子どもは少しずつ自分のペースで動き出します。
心を整える時間も、ひとつの成長です
不登校の期間は、決して「何もしない時間」ではありません。子どもは外からの刺激を減らしながら、自分の心と向き合う時間を過ごしています。
学校に行くことだけが成長ではなく、「今は休むことが必要」と感じるのも、自分を大切にする力のひとつ。周りと比べると不安になることもあるかもしれませんが、その子なりの歩みで進んでいけばいいのです。
焦らず、無理をせず、今できることから。心のエネルギーが回復すれば、自然と次のステップが見えてくるはずです。