「わかってほしかった」「ちゃんと愛されたかった」

「いい母だった」と思おうとするたびに、心がちくりと痛む
周りからは「お母さんに大切に育てられたね」と言われる。たしかにそうかもしれない。でも、自分のなかにはどうしようもない寂しさや、言葉にできない苦しさが残っている…。
そんなふうに感じたことはありませんか?
母に期待されたように振る舞うことで、自分を守ってきた。本音はぐっと飲み込んできた。それは決して間違いでも失敗でもなく、あなたなりの優しさであり、精いっぱいの生き方だったのだと思います。
「母との関係」に揺れる心を、安心して語ってもらえたらと思っています。
「母だから」「娘だから」と決めつけずに、ちょうどよい距離を探していく
母との関係を “いいもの” に変えようと思うと、つい「仲よくしなきゃ」「ちゃんと理解しなきゃ」と思いがちです。
でも、関係のかたちは人それぞれ。無理に変えようとするよりも、まずは自分の気持ちをやわらかく見つめることから始めてみませんか。
たとえば、「なんでこう言われると苦しくなるんだろう?」と立ち止まってみる。「こうしてもらえたら、少しほっとするかも」と思い描いてみる。
心の声に耳を傾けていくと、これまでとはちょっと違うかかわり方が見えてくることがあります。
カウンセリングという安心できる場で、「母との関係」に向き合ってみる
母との関係は、とても身近でありながらも、ときに言葉にするのが難しいテーマです。「甘えていると思われたらどうしよう」「もう大人なんだから」と自分に言い聞かせてきた方も多いかもしれませんね。
心理カウンセリングでは、そんな思いを誰にもジャッジされることなく、安心して話していただけます。整理されていない気持ちも、矛盾しているように思える感情も、すべてそのままで大丈夫です。
言葉にすることで、少しずつ心がほどけていくこともあります。関係そのものをすぐに変えることが目的ではなく、まずはご自身の心に優しく触れることから始めていけたらと願っています。