心の奥の風景を、ひとつずつ形にしていく時間

話そうとすると、胸がつまってしまう
そう感じることは、とても自然なことです。誰にでも、うまく言葉にできない思いはあるもの。特に、心の奥のことほど、簡単には形になってくれません。
それでも、気持ちが動いている証はちゃんとあって、それはとても大切なものです。
話せないことで自分を責める必要はありません。今のままのあなたで、大丈夫です。
小さな箱のなかに、あなたの世界を広げて
箱庭療法では、砂の入った箱の中に、小さな人形や道具を使って自由に世界をつくっていきます。
言葉で伝えるのが難しいときでも、手を動かすうちに「こんな感じ」「この辺が大事だったのかも」と、自分でも気づいていなかった感覚が浮かび上がってくることがあります。
そこに正解はなく、比べる必要もありません。ただ、自分の心の声にそっと耳を澄ませるような時間が、少しずつ心の整理へとつながっていきます。
形にすることで見えてくる、自分だけの風景
箱庭に向き合う時間は、今の自分の心の中をのぞいてみるようなひとときです。
目に見える形になったとき、ふと気づくことがあります。
「こんなふうに思っていたんだな」「いつの間にか忘れていたけど、大切にしていたんだな」
そんな発見が、これからの自分のあり方に、優しく灯りをともしてくれることもあります。言葉にならない想いも、ちゃんと表現される場所がここにあります。
箱庭が語りかけてくること
箱庭でつくった世界をいっしょに眺めながら、少しずつ対話を重ねていきます。
言葉で説明しようとしなくても、「ここが気になる」「なんとなく落ち着く」そんな感覚から始めてみると、思いがけない気づきにつながることがあります。箱庭が、あなたの内側にある大切な想いや記憶を、そっと浮かび上がらせてくれるのです。
このような関わり方は、心の深いところに静かに触れるような、ダイナミックな時間になることもあり、自分自身との新たな出会いが訪れることがあります。
箱庭療法をご希望の方へ
箱庭療法をご希望の方は、レンタルスペースでのご予約をお願いいたします。
当日は、持ち運びのできる少し小さめの箱庭をお持ちいたしますが、内容にはしっかりと対応できる仕様となっておりますのでご安心ください。
なお、箱庭療法を取り入れた場合でも、料金は通常のカウンセリングと同じです。
ご予約の際は、メッセージ欄に「箱庭療法希望」とひとこと添えていただけますよう、お願いいたします。